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KILT Protocol よくある質問


KILT Protocol よくある質問

KILTとは?

KILTは、Web 3.0のクレームベースの検証及び取り消し可能、匿名のクレデンシャルを発行する為のオープンソースブロックチェーンプロトコルです。KILTのソリューションを利用することにより、エンドユーザーは自身に関する任意の属性を主張し、信頼されたエンティティによる認証を受け、その主張を自己主権のクレデンシャル(証明書)として保存する事ができます。信頼されたエンティティによるクレデンシャルの発行により、信頼性の証明を必要とするあらゆる新しいビジネスモデルの促進を目的としています。

BOTLabsとKILTの関係性は?

BOTLabsは、KILTプロトコルを開発するベルリンのブロックチェーン企業です。BOTLabsは、IngoRübe氏とドイツの出版社Hubert BurdaMediaにより所有され、スイスの出版社RingierもBOTLabsの株式を保有しています。

KILTを使用するには何をすればいいですか?

KILTのネットワークをすぐに利用できます。KILTブロックチェーンにアクセスする最も簡単な方法は、KILT SDKの利用です。ドキュメントと簡単な紹介はこちらでご覧になれます。

KILT の利用は無料ですか?

KILTプロトコルは、オープンソースソフトウェアのライセンスモデルに基づいています。リファレンス実装のソフトウェアの使用やプロトコルのの使用に課金されることはありません。KILTプロトコル上にアプリケーションを開発し、お金と引き換えにそれをライセンス化したり、有料サービスを提供したりすることは誰でも自由に行えます。また、KILTプロトコルを利用した認証サービスなどを提供する事によりKILTコインの獲得も可能になります。このようなサービスの提供は、アテスターのビジネスモデルとなります。BotLabsもKILT財団も、KILTプロトコルソフトウェアの利用に対して一切料金の請求は行いません。

BotLabsのビジネスモデルは?

BotLabsは、全てのKILTコインの一定の割合を保持します。KILTコインの価値が時間の経過とともに上昇した場合、BotLabsは株式の一部を売却します。また、BotLabsはKILT上に有料サービスを提供したり、実装プロジェクトを実施したりするケースも想定されます。

KILTコインは現在購入可能ですか?

いいえ、現時点(2021年2月時点)ではパブリックセールやミントは行われていません。最新情報の入手は各コンテンツをフォローする事で受け取る事が可能です。現在のテストネット(Mash-Net)用に価値のないテスト用のMashコインのみが存在します。デモクライアントでパブリックキーを生成し、Faucetを使ってMashコインを入手することができます。これを使用してデモクライアントとMash-Netの全機能を利用する事ができます。

ビジネスにKILTの機能を導入する場合はどのように進めればよいですか?

社内にIT部門がある場合は、恐らく助けを必要としないでしょう。KILTにはJavaScript SDKが搭載されており、難しい知識を必要としません。社内にIT部門が存在しない場合や多忙な場合、製品やプロジェクト開発にお困りの場合は、弊社にご相談いただくか認定インテグレーターにご連絡ください。

システムインテグレータになるためには?

まずはお電話(+49 30 2123 2827)かinfo@kilt.ioでご連絡ください。KILTの認定インテグレーターになる為には、あなたが既にKILTで行っている作業を見せていただく必要があります。その後、コアチームがコードレビューを行い、簡単なインタビューなどのプロセスに進みます。認定インテグレータはKILTのウェブサイト上に掲載されます。

KILTはEthereum上で動作しますか?KILTコインはERC20トークンですか?

いいえ、KILTはParity Substrate (parity.io)をベースにしており、ネイティブブロックチェーンとネイティブコインを持つことになります。

自分のビジネスアイデアをテストできるデモアプリケーションはありますか?

あります。KILTのデモアプリケーションは、実際のブロックチェーンを使用して、 AttesterやClaimer、Verifierの役割をシミュレートすることが可能です。
1.) クレーマー向けにオープンソースモバイルウォレットアプリを使用する事でお客様のニーズに合わせカスタマイズできます。
2.) デモクライアントを使用してClaimer-Attester-Verifierの一連のフローをシミュレートする事ができます。
現在、デモモバイルウォレットをお客様のユースケース、特にcTypeに合わせて設定できるよう取り組んでいます。また、デモモバイルウォレット用に2つのコンパニオンアプリを実装しており、1つはAttester用、もう1つはVerifier用としてフロー全体をデモできる様になっています。3つのサンプルアプリは全てオープンソースです。

デバッグに使用できるブロックチェーンエクスプローラーはありますか?

Telemetryでネットワークの概要を把握でき、チェーンエクスプローラートランザクションやイベントの閲覧に便利です。

KILTフルノードをインストールすることはできますか?

できますが、現在その必要性はありません。フルノードを実行してMash–Net(現在のKILTブロックチェーンテストネット)に接続したい場合は、オープンソースのコードベースをこちらから入手できます。

KILTプロトコルをクローンして、パーミッションブロックチェーンを実行することはできますか?

はい、BitcoinやEthereumなどのコードベースをフォークして独自のチェーンを開始する場合と同様の方法で実行できます。しかし、この方法においては、KILTエコシステムのセキュリティと信頼の外に置かれる事になります。

Attesterになるにはどうすればいいですか?

実世界での信頼を得て、自身のcType(クレデンシャルタイプ)を把握した上でAttesterビジネスを構築する必要があります。基本的には、KILT SDKをビジネスプロセスに組み込むことで、誰もがAttesterになることができます。

トランザクションコストはどのくらいですか?

私たちは、実際に利用する企業が事前にコストを予測できる状況での構築を可能にする為に、予測可能なトランザクションコスト(例:トランザクションあたり0.05~0.15ユーロ)の維持を想定しています。このトピックは現在研究中であり、今後のホワイトペーパーで詳細を明らかにする予定です。

KILTのバリデーターになるにはどうすればいいですか?

現在のProof of AuthorityからProof of Stakeへの変更後にバリデーターになる事ができるでしょう。

モバイルウォレットはありますか?

あります。KILTはSporran(スコットランド語で「財布」の意味)という名前のデモモバイルウォレットを提供しています。これはBSD-4-Clauseライセンスでオープンソースです。デバイスに直接インストールしたり、最初のコードをチェックアウトすることによってそれをカスタマイズする事ができます。Apple Developer Programmeのアカウント設定が必要かもしれません。


KILT Protocolについて

KILTは、Web 3.0でクレームベースの検証及び取り消し可能、匿名のクレデンシャルを発行する為のオープンソースブロックチェーンプロトコルです。KILTはユーザーのデータ主権とアプリケーションの相互運用性を提供します。信頼されたエンティティのみが有用なクレデンシャルを発行できるため、KILTは信頼を中心とした新しいビジネスモデルを促進する可能性を秘めています。

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