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Web3 Identity Lab(日本語版)


Web3 Identity Lab(日本語版)

著:KILT Protocol

KILT ProtocolとGlacierは共同研究ラボの設立を発表しました。Web3アイデンティティラボは、デジタルアイデンティティの分野における応用科学に焦点を当てます。ユーザーが自分のデータに対するコントロールを取り戻す必要があることを意味するWeb3の原則にコミットします。Web3 Identity Labは、研究を行い、論文を発表し、産業や公共部門向けのソリューションを実装します:

- 分散型 ID(DIDs)

- 検証可能な資格情報(VCs)

Web3 Identity Labのもう1つの重点分野は、アイデンティティの概念の文化的受容です。デジタル IDソリューションの要件として、文化的な意味合いがあります。プライバシーと制御に関するアジアとヨーロッパの見解は、異なる部分が多々あります。Web3 Identity Lab の目標は、Web3 の原則に従って、全ての文化の要件を満たす技術的ソリューションを提案することです。 これを実現する為に大学、政府、産業界、標準化団体と密接に協力していくつもりです。

なお、Web3 Identity Labは、ベルリン(ドイツ)と煙台(中国)に設立されます。

KILT-Protocolの創設者Ingo Rübe氏は次のように述べています。
“私たちは、ブロックチェーン技術とデジタルアイデンティティのテーマに対して彼らが卓越した知識と深い洞察力を有していることを認識しています。Glacierの中国ネットワークは、ラボに優秀な技術者をもたらしてくれるでしょう”
Glacier Blockchainの創設者Xiao Zhang氏は次のように述べています。
“KILT-Protocolは、摩擦のないデジタル証明書の主張と証明を可能にします。これはWeb3エコシステムにおける礎石となる要素だと信じています。KILTチームと一緒に仕事ができることは、私たちにとって大きな喜びであり、今は協力関係をネクストレベルに押し上げる準備ができています”

KILTプロトコルは、Web3用のデジタル、検証可能、取り消し可能、匿名のクレデンシャルを発行、保存、維持するためのブロックチェーンベースのファットプロトコルで、パリティサブストレート技術をベースにしており、Polkadotエコシステムの一部となっています。
KILT Protocolのウェブサイトはこちらこちらでチェックしてください。

Glacier Blockchainは、Web3のイデオロギーを提唱しています。データの主権を所有者に戻す、オープンで透明性のある包括的なネットワークの構築を支援するよう努めています。ブロックチェーンと機密コンピューティング技術を使用することで、Glacier Blockchainはデータの使用とプライバシーの保護のバランスをとる技術的なソリューションを提供しています。

Glacierのウェブサイトはこちらからチェックしてください。


KILT Protocolについて

KILTは、Web 3.0でクレームベースの検証可能、取り消し可能、匿名のクレデンシャルを発行するためのオープンソースのファットブロックチェーンプロトコルです。KILTはユーザーのデータ主権と、その上に構築されたアプリケーションの相互運用性を提供します。信頼されたエンティティのみが有用なクレデンシャルを発行できるため、KILTは信頼を中心とした新しいビジネスモデルを促進する可能性を秘めています。
KILTプロトコルはベルリンのBOTLabs GmbHによって開発されています。

KILT Protocolリンク

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