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KILT ProtocolとFionaによるカストディソリューション構築に向けたコラボレーション


KILT ProtocolとFionaによるカストディソリューション構築に向けたコラボレーション

著:KILT Protocol

パリティ・サブストレートのために誕生したこのカストディソリューションは、KILTのようなサブストレートベースの暗号通貨を保管・管理するだけでなく、クレームベースの検証可能なクレデンシャルを保管・管理するための機関向けに設計されています。

KILTプロトコルとFinoaは、パリティ・サブストレートのためのカストディソリューション構築に向けたコラボレーションを発表しました。KILTによるこの取り組みは、サブストレートベースのプロトコルとしては最初のものであり、Polkadotエコシステムに不可欠なビルディングブロックに貢献することになります。このソリューションは、機関投資家がKILTのクレデンシャルと同様、自分たちの暗号資産を保存し、管理(例:ステーク)できるようにすることを目的としており、Polkadotのネイティブ通貨DOTが稼動する頃には利用できるようになると予想されています。

投資ファンド、銀行、伝統的産業などの機関が暗号通貨を保有・取引するケースが増えており、取得した資産を安全かつ実行可能な方法で管理し、そこに常時機能する支払能力の付与が求められています。KILTプロジェクトのリーダーであるIngo Rübe氏は、機関投資家向けの教育と協力的な活動を行ってきたことから、早い段階でこの要件を認識し、ドイツのデジタル資産保管会社Finoaにアプローチしました。

KILTは、革新的なクレームベースの検証可能なクレデンシャルの管理ソリューションとして、従来のコインのカストディの概念を強化します。KILTプロトコルとFinoaの共同開発では、カスタムメイドのソフトウェアは、Polkadotの統合を可能にするために拡張されていく予定です。
“Polkadotのエコシステムの一員として、私たちはコミュニティの原則を大切にし、付加価値を提供できるようにしていきたいと考えています”
とIngo Rübe氏は述べています。

KILTの保管ソリューションはエコシステムにとって必要なものであり、他のサブストレートベースの通貨もその恩恵を受けることになります。KILTが生み出す将来のカストディソリューションに強い関心を示した最初の機関の一つは、600のメディア製品と1億5800万人のユーザーを持つドイツ最大の出版社の一つHubert Burda Mediaです。

“暗号資産の将来的な保有者として、安全でコンプライアンスに準拠した方法で資産の取り扱いを容易にするためのこの取り組みに大きな期待を寄せています”
Burdaの理事会メンバーであるPhilipp Welte氏はこう述べました。


Finoaについて

Finoaは、機関投資家、HNWI、企業向けにカスタマイズされたデジタルアセットのカストディおよびアセットサービシングソリューションを提供しています。カストディプラットフォームにより、ユーザーは非常に直感的でユニークなユーザー体験を提供しながら、暗号トークンを安全に保管・管理することができます。Finoaはベルリンに拠点を置き、ドイツの規制法に完全に準拠しています。
Finoaチームへのお問い合わせは、e-mailLinkedInTwitterからお寄せください。

KILT Protocolについて

KILTは、Web 3.0でクレームベースの検証可能、取り消し可能、匿名のクレデンシャルを発行するためのオープンソースのファットブロックチェーンプロトコルです。KILTはユーザーのデータ主権と、その上に構築されたアプリケーションの相互運用性を提供します。信頼されたエンティティのみが有用なクレデンシャルを発行できるため、KILTは信頼を中心とした新しいビジネスモデルを促進する可能性を秘めています。
KILTプロトコルはベルリンのBOTLabs GmbHによって開発されています。

KILT Protocolリンク

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