Pontem Network x Aptos Monkeys ライブストリーミングの概要
Rachel Essel
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11月11日のライブストリームでは、Aptosでコミュニティを中心に活動しているNFTプロジェクト、Aptos Monkeysをゲストにお迎えしました。
Alejo：早速ですが、今、この分野で起きていることについて、どのようにお考えですか？私は間違いなくDeFiに強気で、CeFIに弱気です。厳しい時代が来るかもしれませんが、レジリエンスのあるチームは間違いなく強くなり、飛躍的に成長していくと思います。
Aptos Monkeys：確かにそう思います。この数日で、多くの人がお金を失ったことを知っています。暗号の歴史において、誇れる出来事ではありませんが、誰もが多くの教訓を得た期間であり、きっと忘れないでしょう。この分野としては、信頼と透明性が最も重要であり、それはDeFiによってのみ達成できるものです。
Alejo：今、私たちにできることは、学ぶことだと思います。この「あなたの鍵ではない、あなたの暗号ではない」という表現は昔からあり、これからもあり続けるでしょう。分散型社会のあるべき姿を理解しているつもりでいながらも、人々は強大な組織に安心してしまったのではないでしょうか。中央集権的な金融機関が巨大な障害点となり得ることの重要性を人々が理解し、より分散的なアプローチに移行していくことを願っています。
Aptosを使えば、このようなハイスループットのユースケースも比較的低コストで可能になるはずです。長い間、何百万人ものリクエストを同時に処理するなどのユースケースの多くは実現できませんでした。しかし現在、AptosやEthereum上のL2のスケーラビリティとスループットによって、徐々にそこに到達しつつあります。ピアツーピア金融、DeFiを可能にし、悪質な仲介者を排除することが重要です。
Aptos Monkeys：私もそう思います。私の友人には、FTXで資金が動かなくなった人がたくさんいます。私たちは、このようなリスクやブラックスワンの発生を最小限に抑えるための道筋を作るために、生産的な取り組みを継続していかなければなりません。
Alejo：取引所に関する事件はこれまでにも何度かありましたが、正直なところ、FTXがこれほどひどいとは思いませんでした。今回のことについての解決策は複数見つかっていますが、最も難しいのは、人々が自分自身を信頼できるようにすることだと思います。最終的には、自身の秘密鍵を管理することが、この分野の根本的な理念の一つなのです。ユースケースによっては、信頼できる第三者が必要な場合もありますが、ここでは、自分の経済的自由を自分でコントロールできるようになることが重要だと思います。
経済的自由とは、自身の秘密鍵を所有し、それにアクセスできることであり、それこそが歩むべき道であることを、私たちは今回のことで学んでいます。過去を見ても、市場はMt.Goxの大事件からも回復しましたし、今回の事件からも回復すると信じています。
Aptos Monkeys：私も同意見です。生き残るからこそ、強くなれる。以前にも悪い日はありました。あの時のMt.Goxは皆にとってクレイジーでしたが、それでも私たちは乗り越え、今回のイベントも同じように乗り越えられるでしょう。
Alejo：FTXやAlamedaのカウンターパーティだった潜在的な金融機関は多く存在すると思うので、今後の展開を見るのは興味深いことです。分野自体が回復力を持つことを期待します。
Aptos Monkeys：ビットコインと価格についてですが、私は陰謀論者ではありませんが、このタイミングは非の打ちどころのないピンポイントなタイミングでした。今年最高のCPI発表の2日前にこの危機があったのです。FTX事件がなかったら、最近のCPIデータで、25、26、27までやり過ごせたかもしれません。しかし、それはそれです。
Alejo：その通りです。でも、このように不良債権や不良組織が市場から消えていくことは良いことだと思います。私たちは、供給が有限であるものに対する需要と供給というマクロ経済学も学んでいるのだと思います。ビットコインは1,800万か1,900万枚しかなく、中央集権的な組織や分散型組織に再担保される可能性がありますが、これ以上ミントできないため、大きなリスクを伴います。ドルを増刷することは、流動性危機の際に経済活動を起動させる方法なので、好きな時にコインをミントできる利点があります。しかし、デメリットもあります。確かに、ビットコインを借りるための担保としてコインをミントすることはできますが、ビットコインの残量には限りがあり、ほとんどのものはビットコインと対になっており、それがほとんどの人の暗号の評価方法となっています。難しい教訓ですが、ビットコインを非中央集権的な存在に再担保するのはやめましょう。ボロボロになりますから。
さて、他のことに目を向けましょう。あなたがAptos Monkeysに入った経緯について少し教えてください。
Aptos Monkeys：私が飼った最初のペットが猿だったので、子供の頃からずっと猿に憧れていました。その後、大学でコンピュータサイエンスを学びましたが、コーディングにはあまり興味がなく、どちらかというとビジネス開発、アイデア、起業家としての側面が強いと感じました。
16歳のとき、友人と一緒にFXのボットを開発したのですが、しばらくはうまくいっていたのですが、その後、暴落してしまいました。これは、最初に学ぶべき良い教訓でした。その後、アービトラージ（裁定取引）をしていた時期もありましたが、最終的には悪質なbotだとみなされてしまい、ほとんどのサイトからブロックされてしまいました。
Alejo：分散型取引所のもうひとつの利点ですね。
Aptos Monkeys：それは実際、とてもいいアイデアです。高頻度取引のモデルを分散型に持ち込むことは、顧客にとってもブックキーパーにとっても有効です。コードや価格設定のミスで裁定取引の機会があったとしても、市場の力によって元に戻るからです。バランスはすでに市場の中にあります。この場合、何かをコントロールする必要はありません。誰かが使うのだから、価格を固定するようにと市場が教えてくれるのです。
これは、分散化を進める非常に良い理由にもなります。なぜなら、人々がシステムを機能させるために自律的に助けてくれるからです。もう一つの理由は、資金証明です。分散型モデルなら資金がそこにあることを確認できるのです。
Alejo：それは、金融全体に再帰する問題ですね。RobinhoodやGameStop、AMCのようなミーム株で起きた状況を考えると、流動性危機を理由に一方的に取引が停止されたのですが、これは異常です。巨大機関が、彼らの意図によって市場をコントロールしてたわけです。
また、悪質な行為でなくても、単にシステムが時代遅れであることが原因である可能性もあります。分散型システムは金融プリミティブの即時決済を可能にします。スプレッドシートに矛盾が生じるのは、中央集権的な主体のタイムラグが原因です。私は、この技術が金融やほとんどのアプリケーションの存在方法を根底から覆すことに関して非常に強気です。世界のテクノロジーは進化しており、私たちは新しい常識に向かって進んでいるのです。
Aptos Monkeys：市場は時間とともに自己修正するものです。結局のところ、市場が望んでいることが実現すると考えられます。
Alejo：では、会場からの質問を受け付け、その後、コミュニティから寄せられた質問にお答えします。
Aptos Monkeysは今後、どのようなユーティリティを持つようになるのでしょうか？
Aptos Monkeys：私たちがやりたいことは、ソーシャル上で人々を表現するためのソーシャルアイデンティティになることです。主な目的は、私たちのNFTを通じて、PontemやAptosの他のビルダーのような同じ考えを持つ人々と出会い、彼らとつながり、コミュニティを育成し、新しいアイデアを育むことなどができるようにすることです。私たちは、このエコシステムを育成し、ポジティブでスケーラブルな方法でこのエコシステムを構築するために人々を集めたいと考えています。その一環として、ラッフルのような楽しいゲームであれ、NFT取引のためのアラートシステムであれ、投票のためのDAOツールであれ、エコシステムを強化するためのツールを作成していくことになります。
また、私たちは、コミュニティやパートナープロジェクトのアイデアや議論を柔軟に受け入れることができます。将来的には、トークノミクスの専門家に依頼して、私たちのツールと連動するオーダーやゲームの報酬をコミュニティに導入する予定です。
Alejo：NFTのプロジェクトとして、コミュニティツールを構築しているのは、とてもクールですね。例えば「Rafflor」ツールはとてもクールです。1APTを支払うと、15APTの下限価格でAptos Monkeyのラッフルに参加できます。
Pontemとのパートナーシップはどのようなものですか？
Alejo：実はここでちょっとだけアルファリークを落とせます。LiquidswapなどのPontemが作った製品も含め、他のプロダクトにも分散型の方法でユーティリティを入れるように取り組んでいます。また、完全にパブリックでパーミッションレスなファーミング機能にも取り組んでおり、人々が自分のカスタムプールを立ち上げることができます。Aptos Monkeysのような特定のコレクションにNFTのユーティリティを統合する方法も検討しています。私たちは、これからも一緒に仕事をしながら、より多くの機能やユースケースを構築していきたいと考えています。
Aptos Monkeys：私たちのパートナーシップは、非常に重要だと考えています。他のビルダーや同じ志を持つ人と交流することで、アイデアを出し合い、ユニークで人々のためになるものを生み出すことができるのです。
Alejo：それに加えて、人々が何かを構築し続けていくことで、RustのSolanaやEthereumのSolidityといった他のエコシステムに比べて、Moveはさらに簡単な言語として理解され、さらに発展していくかもしれませんね。DeFiプロジェクトやNFTプロジェクトが互いにコミュニケーションを取り、助け合っているのを多く見かけますが、これはAptosコミュニティの強力なメリットになると思っています。このコミュニティはとても緊密で、お互いに助け合うことにオープンなので、すべてを強くする重要な利点になると思います。
Aptos Monkeys：そうですね。この雰囲気は、実は他では見たことがないものです。私は2017年からリサーチ、トレンド、クリプトにハマっていて、負けも勝ちもそれなりに経験してきました。コミュニティが作り上げられる様子や、人々がプライスアクションの頂点でいかに陶酔し、底をついたときにいかに絶望的になるかを見てきました。そして、私はこれらすべてを人とともに体験してきました。
私が気づいたことは、Aptosで構築されているコミュニティ、集団精神、そして常に一緒にコラボしようとする姿は、ETHやSOLの初期に見たものとは違うということです。彼らは競争こそが真のあるべき姿だと考えていましたが、私はそう思っていません。Aptosのような初期段階において、競合プロジェクトは同じテーブルに座って一緒に物事を計画する必要があると信じています。新たな仲間が増えるまでは、私たちが既存のプロジェクトとしてペースメーカーの役割を担います。
Alejo：その通りです。そして、ライバルであっても、お互いの頭脳を合わせることで生まれるのが「コンポーザビリティ」です。私たちは、ユーザー体験をより良いものにするために、協力者であると同時に競争者にもなれるのです。このような良い雰囲気は、私たち、つまりここで貢献し続けている人たちの反映でもあります。私たちは皆、比較的良い価値観を持っており、それは私たちが作る製品や私たちに続くコミュニティにも反映されるでしょう。それが、私たちが進む新しい世界での成功を可能にするのです。
Aptos Monkeys：まったく同感です。今、私たちはひどい弱気市場の中にいますが、それでも私たちはここで何かに取り組み続け、協力し合い、ポジティブな雰囲気を作ろうとしています。弱気相場の中でこのようなことができるのなら、強気相場で何ができるかは明確でしょう。
Alejo：また、今ここにいる人たちは、価値観や倫理観のためにここにいるのだという、質の高いフィルターがかかっていると思います。彼らは、この技術が発展し、採用されるのを見届けたいと願っています。中央集権的な金融に内在する危険性を理解しており、暗号の世界でも、中央集権的な機関が吹き飛ぶのを目の当たりにしています。そのため、より質の高い人々がコミュニティを形成していると思います。
次の強気相場が来たとき、私たちは持続可能性の文化を築いていることでしょう。過去のサイクルから学び、願わくば、高揚感やハイリスク志向の文化が再び訪れることのないよう、私たちを導いてくれることでしょう。
Aptos Monkeys：メインネットに参加してからまだ3週間しか経っていませんが、状況は良いようです。数カ月後に振り返って、どのように成長しているのか見るのが楽しみです。
