Ocean Protocol、WISeKeyのWeb3 NFTマーケットプレイスTrustedNFT.IOのローンチで協働
TrustedNFT.IOは、アーティストやクリエイター、コレクターに、物理的なアート作品の認証に関する独自のソリューションを提供します。
Ocean Protocolは、WISeKeyと共同で物理的な絵画や彫刻、高級時計などの価値あるモノを扱う分散型マーケットプレイスTrustedNFT.ioをローンチします。Trusted NFT市場には、物理的な作品を表すノンファンジブルトークン(NFT)と、より流動的な価格発見のためのファンジブルトークンを組み合わせ、物理的な作品にステークすることができます。
Oceanのデータマーケットプレイス技術を物理的なアートの領域に展開することで、WISeKeyのNFTマーケットプレイスは、両者の強みを組み合わせたより強固なものとなります。WISeKeyは、現物とNFTをリンクさせるための専用チップと、世界トップクラスのブロックチェーン・アイデンティティ技術を開発しました。Oceanは強力な分散型マーケットプレイス技術を開発し、データ資産の領域で着実に実績を上げています。
“私たちは、WISeKeyによる物理的に認証された美術品のマーケットプレイスのローンチをサポートできることに興奮しています。チームは、世界初のブロックチェーン保護アートプラットフォームascribe.ioを既に構築しており、TrustedNFT.ioは今後リリースされるOcean v4の最初のユースケースの一つとなります。Ocean v3のERC20ファンジブルトークンでは、AMMを使ってベースIPに対する知的財産ライセンスの発行、ステーク、スワップを行うことができます。V4ではこれを拡張し、ベースIPをERC721ノンファンジブルトークン として表現し、実世界のオブジェクトのトークン化を可能にします。
– Ocean Protocol創設者Trent McConaghy
高級美術品の購入は、コレクターにとって人生の重要な節目となるものですが、その購入には、作品の盗難やその真贋、作品の出所の証明の確度に関して懸念がつきまといます。しかし、WISeKeyのWISeARTテクノロジーは、そのような行為を阻止するソリューションを有しています。この技術は、認証マイクロプロセッサーとIDブロックチェーン技術を組み合わせたもので、現場での対策と合わせることで、アート作品の真正性を確保する事ができます。
さらに、アート作品が盗まれた場合でも追跡が可能なため、二次市場での取引は困難になります。このような管理を可能にしているのは、実装されたシステム内のブロックチェーンに各アート作品のアイデンティティが保存されているからです。
“絵画や彫刻と同様に、NFTも適切に管理する必要があります。結局のところ、NFTは出所の記録でありアート作品そのものではないので、記録が最新で常に利用可能であることが不可欠なのです。TrustedNFT.ioでは、これを実現するために様々な仕組みを導入しています。例えば、WISeKeyのスイス山麓保管庫をバックアップとして使用し、多数のホストに接続することで、NFTのオンライン化を確実にしています。”
– WISeKey CEO Carlos Creus Moreira
詳細はTrustedNFT.ioに関するOceanとWISeKeyによる最新のウェビナー をご覧ください。