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BigchainDBによるOcean Protocol、Bosch、Fetch.aiがCatena-Xに参加


BigchainDBによるOcean Protocol、Bosch、Fetch.aiがCatena-Xに参加

データマーケット、メカニズム、トークンデザインに関する専門知識を結集

Catena-Xは、欧州の自動車業界における、安全で企業間の標準化された情報やデータ交換のための、オープンかつスケーラブルなネットワークの構築を目指します

Berlin 2021年5月20日— Catena-Xは、自動車業界のステークホルダーによるアジャイルなエコシステムです。Catena-Xへの参加企業は、自動車業界における安全で企業間において標準化した情報・データ交換の為の、オープンでスケーラブルなネットワークの確立に向けた取り組みを進めています。その先にある目的は、自動車のバリューチェーン全体で統一されたデータ・情報のフレームワークの構築です。このクラウドベースのネットワークは、欧州の自動車産業に属する全企業と、そのグローバルパートナー、ユーザー、機器サプライヤーに開放される予定です。

Bosch、BigchainDB、Fetch.aiの3社は、トークンベースのエコシステムに関する専門分野を補完する形でCatena-Xに貢献していきます。各企業は、Catena-Xにおける分散型技術とビジネスモデルおよびインセンティブシステムの開発をサポートします。BigchainDB GmbHは、データマネタイズのための分散型データ交換プロトコルOcean Protocolの代理としてCatena-Xに参加しています。BigchainDBは、Web 3.0やトークンベースのエコシステムの実装に関する専門知識と、オープンソースコミュニティの構築に関する経験を、マルチステークホルダーのコンソーシアムが主導するプロジェクトに提供していきます。

Oceanは、Catena-Xネットワークの持続可能な分散型ビジネスモデルとインセンティブカニズムの開発を担当するワーキンググループへの貢献を中心に活動していきます。

BigchainDB及びOcean Protocolの創業者トレント・マコナジー氏は、
“ 自動車業界はデジタルな未来へとシフトしています。デジタルエコノミーとは、データエコノミーのことです。BigchainDBでは、この新しいデータエコノミーの中で、組織が持続可能なビジネスモデルを構築できるようにする事を目指しています。トークンベースのエコシステムや分散型ビジネスモデルの開発における長年の経験を活かし、その立場からCatena-Xに貢献していける事を誇りに思います。自動車業界のリーディングカンパニーが協力することで、Catena-Xがヨーロッパの環境にインパクトのある持続的な変化をもたらすことを期待しています。”と述べています。

BigchainDBは、欧州のクラウドデータインフラを構築しているGAIA-X協会のDay1メンバーになっています。Oceanは、効率性、セキュリティ、信頼性を優先した欧州のデータインフラ標準の開発に貢献しています。

Bosch Researchにおいて “Economy of Things” プロジェクト・ディレクターを務めるNik Scharmann博士は、Catena-Xのアドバイザリーボードのメンバーに選出され、活動を推進しています。

Scharmann氏は、
“ 適切に組織化されたマーケットプレイスとペイメント・インセンティブシステムを確立することで、欧州の多様性と個性を強みとして活用し、価値に基づくデジタルエコノミーの効率的で国際的な競争力のある基盤を提供できると確信しています。”と述べています。

多くの強力なパートナーが、今後Catena-Xを導入していくことで、欧州の自動車業界に競争力のあるデータエコシステムを迅速に構築することができます。

Boschは、Catena-Xの設立メンバーの1つです(Catena-X Automotive Network e.V.i.G.)。Boschは、IoTのリーディングカンパニーとして、EoT(Economy of Things)を研究しています。EoTは、IoTに相互作用の経済的側面を加えます。EoTプロジェクトは、市民や企業の利益のために、ネットワーク化された機器がどのように相互にビジネスを行うことができるかという問題に取り組んでいます。自動車分野で数十年の経験を持つBoschは、業界の広範な専門知識も持ち合わせており、EoTの原則とメカニズムを活用することで、さらに改善されていくでしょう。

Fetch.aiは、複雑な調整タスクを実行するために、分散型の自律的なAIネットワークを構築し、カスタマイズするためのフレームワークを提供しています。そのビジョンは、デジタルと現実の経済を結びつけ、自動化によってデータの使用方法を変えることです。Fetch.aiは、マルチエージェントシステム、人工知能、高度な暗号技術、分散型機械学習に関する専門知識をCatena-Xネットワークにもたらします。Fetch.aiは、マルチエージェントシステム、人工知能、高度な暗号技術、分散型機械学習の専門知識をCatena-Xに提供し、エージェントベースのスマートクライアントや安全でプライベートな情報共有、ベースレイヤーのブロックチェーンインフラのための技術を提供することに重点を置きます。また、ブロックチェーン上に展開され、複数のステークホルダーからの学習を集約した分散型の情報共有システムであるCoLearnネットワークを通じて、次世代のデータアナリティクスを支援していきます。

Catena-Xは、データドリヴンの新たなビジネスモデルを実現するために、情報のデジタル交換を優先して取り組んでいる自動車業界の進化を如実に体現するものです

Fetch.aiのMaria Minaricova氏は、“ Fetch.aiは、業界内で変革を巻き起こしているコンソーシアムの一員となったことに興奮しており、エコシステムの進化と繁栄を支援することを楽しみにしています。”と述べています。

BigchainDBとFetch.aiは、アライアンスに迎え入れられた最初のブロックチェーンベースのWeb3企業の一つです。

Catena-Xの今後の展開についての最新情報はLinkedInでアライアンスをフォローしてください。


BigchainDB GmbHについて

BigchainDB GmbHの目的は、データを保護しながらクリエイターに力を与えることです。Ocean Protocolを開発したこのチームの使命は、データ所有者に力を与え、人々がデータから価値を獲得して世界におけるデータの在り方を改善することで、世界に広がるWeb3データエコノミーを立ち上げることです。データは新たな資産クラスであり、Ocean Protocolはその価値を引き出すことを目的としています。データ所有者と消費者は、Ocean Marketを使用して、安全でプライバシーが守られた方法でデータ資産を公開、発見、消費することができます。

Oceanのデータトークンは、データをデータ資産に変えます。これによりウォレットや取引所、その他のDeFiツールを活用して、データウォレット、データ取引、データ協同組合といった新たな形を実現します。プロジェクトは、ネイティブトークンであるOCEANを活用して、Web3データエコノミーの推進に貢献し続けています。

OCEANトークンは、データへのステーク、Ocean Protocolのコミュニティ資金の管理、データ売買に使用されます。OCEANトークンの供給は、短期的な成長と長期的な持続性を促進するために時間をかけて分配されます。OCEANは、使用量の増加に伴って増加するように設計されています。

Fetch.aiについて

Fetch.aiは、暗号経済にAIを提供しています。人工知能を搭載した自律エコノミー・エージェントは、一人のユーザーのニーズに応えたり、何百万ものデータポイントを集約して外界の情報をタイムリーかつ効率的に提供することができる分散型システムに自動化ソリューションを提供します。このようなエージェントベースのシステムは、既存の中央集権的なソリューションよりも高い柔軟性、スピード、そして暗号化された経済的セキュリティを提供し、業界の未来を象徴するものです。この技術は、ユーザーのニーズに対応するパーソナライズされたデジタルアシスタントの作成を可能にし、ブロックチェーンネットワークとの通信効率、プライバシー、セキュリティ、利便性を向上させます。

Fetch.aiブロックチェーンは、Cosmos-SDKをベースにしたインターチェーンプロトコルであり、高性能なWASMベースのスマートコントラクト言語(Cosmwasm)を使用し、高度な暗号や機械学習ロジックをオンチェーンで実装することができます。また、Fetch.aiネットワークは、レガシーブロックチェーンネットワークのレイヤー2ネットワークとして、また、外部とのインターチェーンブリッジとしても機能します。

詳細はFetch.aiのWebサイトをご覧ください。

BoschBosch Researchについて

Boschグループは、技術とサービスの世界的なリーディング・カンパニーであり、Robert Bosch GmbHおよび世界60カ国に約440の子会社・関連会社を有しています。その事業は、モビリティ・ソリューションズ、産業機器テクノロジー消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4つのセクターに分かれています。

Bosch Researchは、グローバルネットワークで運営され、Boschの各事業部門のイノベーション・パイプラインを支えています。研究分野は、e-モビリティや化学エネルギー変換から、自律システム、情報通信技術、資源・エネルギー効率、ヘルスケア・ソリューションまで、幅広いポートフォリオをカバーしています。研究は130年以上にわたってBoschのDNAの一部を形成しており、研究はそれ自体が目的ではなく、人々の生活の質の向上に具体的に貢献するものであるという信念に基づいています。この信念は、「Invented for life」という言葉に反映されています。

Bosch ResearchのWebサイトはこちら

Ocean Protocolについて

Ocean Protocolのミッションは、世界に広がるWeb3データエコノミーを始動させ、データの所有者にその所有権を取り戻し、人々がデータから本来得るべき価値を獲得してより良い世界を築き上げていく事です。

データは新たな資産クラスであり、Ocean Protocolはその価値を引き出します。データの所有者と消費者は、Ocean Marketアプリを使用して、安全でプライバシーが守られた方法でデータ資産を公開、発見、消費できるようになります。

Oceanのデータトークンは、データをデータ資産に変えます。これによりウォレットや取引所、その他のDeFiツールを活用して、データウォレット、データ交換、データ協同組合を実現します。プロジェクトは、OceanライブラリやOCEANを自分のアプリで使用し、Web3データエコノミーの推進に貢献していきます。

Oceanトークンは、データへのステーク、Ocean Protocolのコミュニティへのステーク、データの売買に使用されます。Oceanトークンの供給は、短期的な成長と長期的な持続性を促進するために時間をかけて分配され、利用量の増加に応じて増加するように設計されています。

詳しくはoceanprotocol.comをご覧ください。

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