Pontem Networkライブストリーム 2022年9月7日
Pontem Network
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Pontem NetweokのコアプロトコルコントリビューターAlejo Pintoによる最新のコミュニティストリームでは、現在進行中の監査や、ウォレットを統合するパートナーの選択基準など、再びセキュリティに焦点を当てた内容となっています。
当日の動画はこちらです。
1. Pontemがユーザーを守るために実施しているセキュリティのプロセスを教えて下さい。
最も重要なことは監査です。私たちは何重にも監査を行っていきます。また、フロントエンドの侵入テストを計画しており、中央障害点がないこと、ガバナンス攻撃がないことを確認する予定です。
2. Pontemの製品にNFTを更に組み込む予定はありますか?
スワッププロトコルを含め、NFTの統合したり、製品機能のアクセストークンとしてNFTを使用したりという計画があります。アイデアを発展させ、ロードマップに載せる際には、より詳細をコミュニティと共に考え、共有していく予定です。
3. ブロックチェーンについてPontemチームはどのようにプロトコルのセキュリティを確保する計画なのでしょうか?
繰り返しになりますが、最も重要なのは監査、冗長化、セキュリティの専門家の意見を聞くことです。使用するコントラクトの中には、完全に分散化されていないものもあり、中央で障害が発生する可能性があるため、注意が必要となります。コントラクトが不変であること、あるいは複数の当事者がコードを変更したり、コントラクトからコインを引き出す穴が存在しないことを確認する必要があります。
4. 他のプロジェクトやネットワークとの提携計画はありますか?
現状では、Pontem Walletをできるだけ多くのAptos dAppのフロントエンドに統合させることを計画しています。そして、Liquid Swapを人々が使用し始めると、プロトコル上でさらなる統合の必要性が誕生するでしょう。Pontemのプロトコルと製品は全て完全にオープンソースでパーミッションレスなので、誰でも使うことができます。私たちは、そのプロジェクトが匿名ではなく正規のチームであること、十分な監査がなされていること、そして最善の意図を持っている取り組まれていることを確認しています。
5. Pontemの真の競合プロジェクトは?また、その優位性は何でしょうか?
ウォレットで言えばMartianが挙げられますが、Pontem Networkは垂直統合されているので、全ての製品に一気通貫のサービスを取り込むことができます。セキュリティ機能、将来的な統合アプリによって差別化が図られ、その部分では間違いなく競争力があると言えるでしょう。
スワップ機能では、Iconiaなどが競合に挙げられるかも知れません。しかし、マーケットメーカー機能が、今後計画通りに実装されていった場合、Pontemはより優れた実装と資本効率的で差別化が図られるのではないかと考えています。
VMの面では、特定の競争相手はいません。Move VMの導入は、Pontem Networkとしては昨日今日始めたわけではなく、Diem時代からのコア・ノウハウを有しています。将来、Move VMが他のレイヤー1にも展開できるようになれば、競合してくると思いますが、Pontemチームの経験、知識、信頼、アプリや製品が、差別化に役立つことを願っています。
6. ETH、BNBチェーン、その他のトップチェーンと比較して、Aptosはどうなると思いますか?また、Pontemはこのエコシステムにどうフィットしますか?
私は、マルチチェーンの世界になると信じています。イーサリアムは既に持続力を証明していますし、マージで大きな失敗をしない限り問題はないでしょう。他のトップチェーンも数年後も存在すると思いますが、Aptosは間違いなくそのトップチェーンの1つになると思います。
ブリッジングとクロスチェーンのコントラクト実行を可能にする相互運用性メッセージングソリューションがあります。開発者が他のチェーンでMoveを使って構築する際に、エンドユーザーもこのソリューションと効率的にやり取りできるように、Pontemはこのソリューション上に構築することを目標としています。そして、Move VMを、それが意味をなす場所、最大の機会とトップレイヤー1であると考える場所に展開していくつもりです。
7. Web3は効率的なスタンドアローンシステムを構築していませんが、実現すればWeb2は過去のものになるでしょう。世界の人々がWeb3に興味を持つようにするにはどうすればよいのでしょうか。
私は、Web2という概念や仕組みはなくならないと思います。しかし、将来的には、全てが分散化され、IPFSや、1つのクラウド企業に集中しない分散型サーバで実行されるようになるかもしれません。まだかなり先の話だと思いますが、可能性はあります。また、Web3を実現する技術は他にもあります。AI、IoTデバイス、VRなどはその例です。
私たちが目にするのは、インターネットと私たちが使うツールの進化に過ぎません。インターネット上で価値を交換できる暗号通貨やトークンは、以前より大幅にアップグレードされ、進化しています。サーバーやフロントエンドを含め、全てを分散化されるべきだという原理主義的な考え方もありますし、将来的には、その可能性もあるかもしれません。私たちの考え方や、あるいは彼らの適応能力に対するするパラダイムシフトが必要だろうと思います。
8. コミュニティはどのようにプロジェクトに貢献できますか?
アンバサダープログラムに参加することで、直接的に貢献できます。その他にも、Discordでのチャットに参加したり、AMAで質問を投稿することで、コミュニティへの知識共有という形の貢献ができます。
9. Pontem Networkが持つコアバリューは、他のプロジェクトと比較しても、より適切な存在となるものでしょうか?
私たちのコアバリューは、セキュリティと分散化、複数の監査を行うこと、そして必要なレベルのスケーラビリティを重視することです。トレードオフの関係にあるのは確かですが、私たちはスケーラビリティを実現したいので、Aptosをベースに構築しています。また、私たちが行っていることを全て共有し、コミュニティメンバーが自分で見て確認できるという意味で、透明性もコアバリューとなるでしょう。
10. 2022年から2023年にかけて、Pontem Networkが目指す最も重要な目標は何でしょうか?
Liquidswap、マーケットマーカー、そしてウォレットです。最も重要なパフォーマンス指標は、ユーザー導入率(デイリーアクティブユーザー、取引量、ロックされた総価値など)となります。そして、これらのアプリケーションを通じてもたらされる価値も重要です。私たちは、十分な供給で需要を満たし、十分なオーダーブックの深さを持つマーケットプレイスを実現することで、適切な価格設定と低いスリッページを確保したいと考えています。ユーザーインターフェース、つまり財布については、ユーザーが満足し、安心して使えるものに磨き上げたいと考えています。
11. ロゴに橋が描かれているのはなぜですか?
Pontemはラテン語で橋を意味し、Web2とWeb3の橋渡しとなることを表しています。 例えば、Pontem Walletを使えば、Web3の世界に入ることができますし、EVMの世界とMove VMの世界の橋渡しという意味も持っています。
12. Pontemチームは、自由時間をどのように過ごしているのでしょうか?何か面白いチームビルディングのアクティビティはありますか?
私たちは非常に分散したチーム構成なので、一緒に映画を見たりはしません。自由時間には、各自がいろいろなことをして過ごしますし、できるだけ自由時間や休暇をとるように促しています。そうすることで、チームが健康で、良い精神状態で一緒にものづくりができるのです。
13. スマホ用のアプリは今後登場するのでしょうか?
はい。これまでのAMAでもモバイルアプリについて言及していますが、まもなく登場する予定です。iOSとAndroidのストアに、比較的早く登場する予定ですので、ご期待ください。
14. なぜAptosとMove言語を選んだのですか?
私たちは、Aptosがセキュリティ、分散化、スケーラビリティを可能にするアプリケーションに最適なプロダクションレディブロックチェーンである可能性が高く、その中でもスケーラビリティが最大の差別化要因だと考えています。今現在、Aptosは1秒間に10万件以上のトランザクションを謳っており、Solanaが経験したような混雑の問題もなく、Solanaと同等かそれ以上のスケーラビリティを実現できると考えています。
Move言語自体はとても使いやすく、EVMを超えるパラダイムシフトと言えます。Rustの上にtypescriptのようなフレームワークが乗っているので、Rustのセキュリティと効率性を受け継ぎ、開発者が簡単にビルドでき、ビジネスロジックを理解するためのコードレビューも直感的に行うことができます。このように、Moveは現在ある多くの言語よりもずっと優れていると考えています。
15. 小規模な投資家にも、何らかの収益化の機会を提供するのでしょうか。
Pontemのプロトコルは、流動性をプールに集め、他の人からの手数料の分配を受け取るという、他のマーケットメーカーと非常によく似た構造になっています。ですから、流動性供給者が流動性をプールして手数料を得る機会があるのは間違いないでしょう。
16. ネットワークに参加すると、何らかの報酬があるのでしょうか?
特典やアーリーアダプター報酬については、今後、より多くの情報を公開していく予定ですので、ご期待ください。そうした情報をリアルタイムで得るためにも毎週金曜日のAMAにご参加ください。