Ocean Marketの変革
Oceanデータプールへの流動性枯渇攻撃の分析・対策
7月7日、いくつかのOcean Marketのデータプールにおいて、不審な動きがあることに気づきました。
誰かが以下の一連の動作を実行していました:
この一連の取引によって、データプールから少量の$OCEANが流出し、大量の流動性が失われ、流動性供給者が損失を被りました。
コミュニティからチームに報告があった後、次の措置を取りました:
- スワップ手数料を15%に引き上げ、攻撃のコストを上昇させる
- 短期的および長期的にリスクを軽減する方法について議論
7月11日に、攻撃者は600,000ドル相当を超える$MATIC の流動性をもたらして、Oceanデータプールを流出させる試みを再開しました。それぞれが1,000以上の組み込み操作を伴う一連の取引(合計6,000の個別取引)によって、攻撃者はより大きなデータプールの $OCEAN の流動性を流出させました。
私たちは次のような措置をとりました:
ユーザー側で必要なのアクションとして以下のことをお願いします:
現在、以下の計画とスケジュールを立てています:
- Ocean Marketからデータプールの機能を削除
- 安全なステーキングとキュレーションのためにveOCEANを導入
- データファーミングを更新し、価格モデルに関係なく全ての価格設定されたデータセットで消費を報いるようにし、Data Farmingプログラムを一時停止する
- 攻撃ベクトルを徹底調査し、必要に応じてパートナーや当局に報告する
- 流動性供給に参加していたユーザーの全ての損失を計算し、補償金をエアドロップする
その他のOceanの活動は全て中断することなく継続します:
- Oceanのコア開発、機能、バグ修正
- OceanDAOコミュニティーの資金調達
- Oceanシップヤード
- Oceanデータバウンティ
Ocean Protocolチームはコミュニティの皆様からのサポートに心を打たれ、励まされています。
また、近日中にアップデートをお届けします。