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zkSync 2.0ロードマップ:5月zkEVMテストネット&8月メインネット


zkSync 2.0ロードマップ:5月zkEVMテストネット&8月メインネット

ボーナス:5月のzkSync 1.xメインネットでNFT&スワップ

Matter Labs

1年間の徹底した自己隔離(そして多くの予防措置)の後、COVIDの安全性が高いドバイで、ようやく1週間限定でチームが集まることができました!

チームは再会のひと時を楽しんでいましたが、大半の時間をディスカッションやワークショップ、ブレインストーミングに費やし、zkSync 2.0のデザインの磨き上げに時間を割いていました。この集中的な1週間の結果が、最新の開発ロードマップです。

今日、この計画を共有できることを嬉しく思います。

zkSync 2.0の発表と今後の予定

EVMベースのプログラミングモデルとコンポーザビリティ

zkSync 2.0のデザインは、ユーザーと開発者の視点から見ると実質的にEVMと変わりません:

  • ユーザーは既存のEthereumアドレスを利用できます
  • 全てのアカウントは状態を維持できます
  • コントラクトはアトミックトランザクションで相互呼び出しが可能です

既存のSolidityソースコードの移植性
新しいチューリング完全なZincVMの実装について大きな進展がありました。既存のZincプログラミング言語に加えて、Yulで中間表現(intermediate representation)を生成できるものなら何でもコンパイルできるようになりました。

特筆すべきは、ZincVMがLLVMをベースにしていることであり、その為の最適化やツールを活用しています。将来的には、ネイティブのRustなど、他のプログラミング言語もサポートできるようになります。

Solidityのコントラクトのほとんどは、変更なし、または最小限の変更でコンパイルできると想定できます。

全てのEthereumウォレットのネイティブサポート
zkSync 2.0はEthereumのECDSA署名スキームをネイティブにサポートします。これは、全てのEthereumウォレットがすぐに使用できることを意味し、ブラウザでの署名キーや特別な統合作業は必要ありません。

20,000以上のTPS — zkRollupを超えるスケーラビリティ
これは私たちが非常に楽しみにしていることです。NFTブームは、メインストリームへの導入が近いことを示唆しています。残念ながら、何百万人もの新しいメインストリームユーザーを獲得することは、オンチェーン・データの利用可能性に固有の制限があるため、(ZKやOptimisticの)Rollupだけでは対応できません。

この点を踏まえ、zkSync 2.0では、zkRollupとzkPorterのアカウント(ユーザーが自由に選択でき、完全な相互運用が可能)を組み合わせて提供する、新しい総合的なアーキテクチャを導入します:

  • zkRollup:メインネットの超セキュアな特性をL1の100分の1程度のコストで継承
  • zkPorter:非常に低いTxコスト(0.01ドルに固定)でありながら、暗号学的・暗号経済的に保護されておりOptimistic Rollupより優れた安全性を実装

詳細は別の記事でご紹介します。

zkSync 2.0:タイムライン

  • パブリックテストネット:2021年5月に予定
  • ドキュメント:テストネットと同時公開予定
  • メインネット:2021年8月を目標

zkSync 1.xアップデート:夏までにメインネットでNFTとスワップを実現

私たちは、多くのプロジェクトが夏まで待てない事を理解しています。私たちのチームは、より早い段階でより多くのユースケースをサポートするために、実戦的なzkSync 1.xの開発を続けています。

ペイメントについては、zkSync 1.xは価格とUXの両面で既存の全てのRollupの中で明確な優位性を維持しています。最近のGitcoin Grants Round 9では、全寄付の82%がzkSync経由で行われました。

ArgentimTokenなど、多くのウォレットがzkSyncのファーストクラスのサポートを発表しています。また、L1をバイパスしてL2に直接オン/オフランプするための取引所の統合にも引き続き取り組んでいます。

ファンジブル・トークンの取引(アトミックスワップ/リミットオーダーによる)は、流動性プロバイダーが促進する形で、4月中にL2で直接利用できるようになる予定です。AMM機能はv2.0で簡単に実装できるようになり、zkSyncの採用を望むプロジェクトと競合することは基本的に望んでいません。一方で、アトミックスワップによる取引は誰でも提供する事ができ、既存のzkSync 1.xユーザーの機能を大幅に拡張することができます。

最も興味深いアップデートは、zkSync 1.xが近々zkRollupの完全なセキュリティ保証付きでNFTのネイティブミントと転送、およびアトミックスワップをサポートすることです。NFTは5月中にメインネットでローンチ予定です。

NFTとスワップ/リミットオーダー機能への早期アクセスを提供するパートナーを募集していますので、是非ご連絡ください。

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