HuobiがzkSyncと提携:より高速で安価なブロックチェーン体験を提供
Huobi Venturesは、Matter Labsの最近の戦略的資金調達ラウンドにおける投資への参加に続き、技術面においてもMatter Labsが開発した初のEVM互換のZKロールアップであるzkSyncをHuobiに導入し、イーサリアムと同レベルのセキュリティで、より高速で安価なブロックチェーン体験へのアクセスを提供します。
zkSyncでのトランザクションでは、ガスコストが安くなるだけでなく、多くのUXが改善されます。トランザクションが即座に確認されるだけでなく、ユーザーはUSDCなどの任意のERC20トークンでそのガスコストを支払うことが可能になります。また、開発者にとっては、SolidityとWeb3 APIのネイティブサポートにより、L1アプリの移植が飛躍的に簡易化されます。zkSync 2.0の可能性については、最新の製品リリースであるUniSyncで体験することができ、これはUniswap V2のスマートコントラクトとフロントエンドをzkEVMに直接移植したものです。
この需要の増加に対応するために、HuobiはzkSyncへの直接的なフィアットのオンランプ/オフランプの開発を急ピッチで進めています。まもなく、HuobiユーザーはzkSyncから資産を入出金するために高価なメインネットを使う必要がなくなり、加えてHuobiの流動性と規模を最大限に活用できるようになります。
「取引所としては、資本の引き出しにその都度最低7日間の待機期間が必要なOptimisticロールアップソリューションと比較して、zkSyncの15分程度というイグジットタイムに最も期待しています。これは私たちのファンドの資本効率を大きく向上させるものであり、既にzkSync 2.0上での展開をコミットしているdAppsの豊富なエコシステムに全てのユーザーをオンボードさせることが、非常に待ち遠しいです。さらに、zkSync 2.0のオフチェーン・データ・アベイラビリティシステムであるzkPorterのリリースに続く、dAppのイノベーションの新しい波を継続してサポートしていきたいと考えています。zkPorterは、ZK Rollupとのシームレスな互換性と相互運用性を維持しながら、1~3セントの取引手数料を提供するものです。」
–Huobi Ventures インベストメントマネージャー JinBin Xie氏