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FlowcarbonのConsensus 2022のまとめ


FlowcarbonのConsensus 2022のまとめ

June 14, 2022

Flowcarbon / 翻訳:Takeshi_TGAL

テキサス州オースティンで開催されたConsensus 2022は、気候に負けないくらいのイノベーションの熱気で盛り上がりました。イベントには世界中から17,000人以上が集まり、Web3.0に関することや、ブロックチェーン技術を活用するための革新的な方法について議論されました。Flowcarbonはイベントスポンサーとしても参加し、カンファレンスブースや週末の様々なイベントで、暗号、投資、ESGの各分野から集まった興味深い人たちと出会いました。‍

‍Flowcarbonチームにとって、今回のカンファレンスで最もエキサイティングだったことは、金曜日に開催されたCrypto x Carbonワークショップで、多くのサポーターや、興味を持った新規参加者に出会えたことです。ワークショップでは、Caroline KlattとPhil Fogelからミッションと製品について話を聞き、Samsung Nextベンチャー投資ディレクターであるAntonio Keysと、Celoの共同創業者でCTOのMarek Olszewskiとともパネルディスカッションをしました。‍

様々なステークホルダーカーボンオフセットの役割をどのように考えているのか、投資家や企業がどのようにFlowcarbonに関わることができるかなど、興味深いトピックについて触れられ、投資家や開発者、ブロックチェーンアプリケーションのそれぞれの立場から、気候変動に対処するためにあらゆるセクターが協力して果たすべき役割について語られました。

真剣なディスカッションの後には、CoindeskCoinExFirst Digitalなどとともに、土曜日の夜に開催されたカンファレンスのハイライトイベントであるMetaGalaを共同主催しました。チケット販売とMetaGala NFTオークションの収益はすべて、Crypto Tutors FoundationCode to InspireGirls Who CodeCrypto Kids Campなどのパートナー慈善団体に寄付されました。‍

土曜日のリファブランチでは、自然に囲まれながら朝食を楽しみました。dClimateOpen Forest ProtocolWatr, ReSourceNear Protocolの親しい友人やパートナーとつながることは、巨大なカンファレンスならではの素晴らしい機会となります。共同主催者のCeloと、Awesome People Venturesの創設者であるJulia Liptionによる素敵な歓迎に感謝の意を送ります。

Web 3.0領域の素晴らしいリーダーたちと出会い、オフセット・ソリューションを通じて世界の脱炭素化を目指す私たちのミッションについて、多くの人に知ってもらうことができたことは、最も大きな収穫となりました。今後もConsensusのようなイベントに参加することを楽しみにしています!


Flowcarbonについて

Flowcarbonは、カーボンオフセットブロックチェーン上で実現する気候変動技術のパイオニア企業です。私たちのミッションは、カーボン市場をアクセス可能で透明性の高いものにし、数十億ドル規模の資金を気候変動プロジェクトに直接投資することです。炭素、持続可能性、ブロックチェーン技術の専門知識を結集した経験豊富な起業家チームによって設立され、世界有数の投資家の支援を受けており、人類、生物の多様性、地球にとって真のポジティブなインパクトをもたらすために全力を注いでいます。

気候変動の緩和には、組織的な行動が必要であり、個人でオフセットをお考えの方にも、組織としてオフセットをお考えの方にも、それぞれのニーズに合わせたカーボンソリューションを提供します。実際に、多くの組織がカーボンオフセットを利用して、ネットゼロの目標達成に取り組んでいます。

Flowcarbonは、カーボンクレジットをチェーンに乗せ、トークンに変換し、ボランタリーカーボン市場をより透明で、流動的で、アクセスしやすいものにします。そして、フラッグシップトークンであるGNTは、組織レベルのカーボンクレジットに支えられており、個人および企業のオフセットニーズに適合して機能します。

地球を守るために、Flowcarbonがどのように世界中の人々のオフセットニーズをサポートできるかについて、各コンテンツをフォローして情報を入手していきましょう。

WebサイトTwitterDiscordDocs

翻訳:Takeshi_TGAL

Media Contact
Nicole Shore
Head of Communications, Flowcarbon
Nicole@flowcarbon.com

FlowcarbonとMoola Marketが提携:カーボンクレジットの金融的有用性を提供


FlowcarbonとMoola Marketが提携:カーボンクレジットの金融的有用性を提供

June 9, 2022

Flowcarbon/ 翻訳:Takeshi_TGAL

Flowcarbonのカーボン担保トークンがMoola Marketに追加され、保有者は利回の獲得サービスにアクセスできるようになります。

オンチェーン・カーボン市場インフラを構築し、大気中の炭素の削減・除去に取り組むプロジェクトに資金供給することをミッションとするFlowcarbonは、融資プロトコルであるMoola Marketとの提携を発表しました。このパートナーシップにより、Flowcarbonのカーボンクレジット担保トークンを使用して、カーボンクレジットの償還まで利回りとクレジットにアクセスすることが可能になります。

「Moola Marketとのパートナーシップは、カーボンクレジットの価値を担保にした貸し借りや融資といった新たな金融ツールを可能にし、カーボン市場の成熟を象徴するものとなります。プロジェクト開発者やカーボン市場の他の人々に、利便性の高い金融商品へのアクセスを提供することで、カーボンプロジェクトに多くの資金を呼び込み、自主的なカーボン市場の規模拡大を支援します。」
−Flowcarbon ブロックチェーン最高責任者 Phil Fogel

Flowcarbonは、オンチェーン・カーボン市場のバリュースタックを構築するために、ブロックチェーンエコシステム全体のパートナーと協業してきました。炭素削減に必要なクレジットを提供するプロジェクトの規模を拡大するための最大の課題の1つは、資本へのアクセスでした。

Moola Marketの機能は、Flowcarbonの最初のカーボン担保トークンであるGNTの一般公開に合わせて統合されると予想されます。Celoブロックチェーン上のトーク保有者は、GNTを預けることで、追加のGNTで支払われる変動金利複利を得ることができるようになる予定です。また、ユーザーはGNTの価値を担保にcUSD、cEUR、cREALなどの資産を借りることができます。Moola Marketのクレジット・デリゲーション機能を使えば、GNT保有者は、他のCeloアドレスへの融資の引き受けも可能となり、融資のために追加の担保を預ける必要はありません。‍

「Flowcarbonは、カーボンクレジットをブロックチェーンに導入し、インフラの構築を支援することで、カーボンオフセット市場をより透明でアクセスしやすいものにすることに取り組んでいます。私たちは、このアセットクラスをDeFiツールの不可欠な一部にするために彼らと協力し、その過程で、私たちのユーザーが自然を裏付けとする資産のオンチェーン借入と貸付サービスをいち早く提供していきます。」
−Moola コアコントリビューターPatrick Baron

Moola Marketとの提携によって提供される金融ツールは、カーボン市場に価格発見と透明性を導入する方法のひとつに過ぎません。Moola Marketを利用してすでに構築されている他のアプリケーションもGNTと互換性があり、以下のようなものがあります:
プライバシープロトコルPoof.Cash、ゲーミフィケーションによる貯蓄構築アプローチGood Ghosting、ポートフォリオラッキングツールCeloTracker、税務会計ソフトウェアCelo.Taxなどです。‍

Moola Marketについて

Moola Marketは、利回りと信用へのアクセスを民主化するノンカストディアルの流動性プロトコルです。預金者は複利を得ることができ、その複利は担保付きローン、委任型ローン、フラッシュローンを利用する借り手によって支払われます。


Flowcarbonについて

Flowcarbonは、カーボンオフセットブロックチェーン上で実現する気候変動技術のパイオニア企業です。私たちのミッションは、カーボン市場をアクセス可能で透明性の高いものにし、数十億ドル規模の資金を気候変動プロジェクトに直接投資することです。炭素、持続可能性、ブロックチェーン技術の専門知識を結集した経験豊富な起業家チームによって設立され、世界有数の投資家の支援を受けており、人類、生物の多様性、地球にとって真のポジティブなインパクトをもたらすために全力を注いでいます。

気候変動の緩和には、組織的な行動が必要であり、個人でオフセットをお考えの方にも、組織としてオフセットをお考えの方にも、それぞれのニーズに合わせたカーボンソリューションを提供します。実際に、多くの組織がカーボンオフセットを利用して、ネットゼロの目標達成に取り組んでいます。

Flowcarbonは、カーボンクレジットをチェーンに乗せ、トークンに変換し、ボランタリーカーボン市場をより透明で、流動的で、アクセスしやすいものにします。そして、フラッグシップトークンであるGNTは、組織レベルのカーボンクレジットに支えられており、個人および企業のオフセットニーズに適合して機能します。

地球を守るために、Flowcarbonがどのように世界中の人々のオフセットニーズをサポートできるかについて、各コンテンツをフォローして情報を入手していきましょう。

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翻訳:Takeshi_TGAL

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Nicole Shore
Head of Communications, Flowcarbon
Nicole@flowcarbon.com

新語「ReFi」「ReFiSummer」を1分で解説

新語「ReFi」「ReFiSummer」を1分で解説

Celoのツイートから引用 / 翻訳:Takeshi_TGAL

ReFi( Regenerative Finance=再生金融)は、技術の進歩を通じた新たな取り組みの一つであり、単なるバズワード候補でも、ユートピアや夢物語から生まれたビジョンではなく、その根底には再生経済学(Regenerative Economics)を基盤とした理論が存在します。

その目的は、地球上の全ての生命にとって不可欠な天然資源を再生・維持する経済システムを構築することです。

Celoによるこの取り組みは「ReFiSummer」と呼ばれており、Regenerative EconomicsとRegenerative DeFiが主な構成要素となります。

現在、世界の通貨システムには、次のような多くの悪影響が存在します:
🌬温室効果ガスの排出
🏗自然破壊
⚖️経済的不平等

さらに悪いことに、これらの要素は、社会経済的な低所得者層により大きな影響を与えているのが現状であり、この根幹にあるものは富による貧に対する搾取構造です。

しかし、ここで履き違えてはいけないのは、お金は本質的に悪いものではないということです。お金は、交換手段や価値の単位としてだけでなく、信頼の基盤としても機能し、社会全体に広く流通しています。

それにもかかわらず、お金を取り巻く仕組みが、人や自然資源の搾取を助長しているという部分が問題なのです。

では、「搾取」ではなく「再生」に偏りを持たせたインセンティブ構造を再定義できるとしたらどうでしょうか。

これがReFiのビジョンの核心です:
🌏温室効果ガスの排出を削減・除去により、気候を安定化させる
🌱生物学的な多様性を育むことにより、生態系を回復させる
📍思いやりのあるコミュニティに根ざした地域経済を再生させることにより、社会正義を確立させる

ブロックチェーンは、これら3つの目標全てに対して有意義な方法論を提供します。この技術のおかげで、お金は今や高い透明性を有し、プログラム可能で、誰でも簡単にアクセスでき、地球環境に優しいものとなりつつあります。

効率的でカーボンネガティブなレイヤー1ブロックチェーンから、世界最高の気候関連ソリューションに資金を提供するためのカーボン市場の確立に至るまで、この領域 — Regens — において集合的な行動をとる方法が複数存在しています。

ここでは、地球の環境保護に「ReFi」を旨として取り組んでいる個人と組織の一部を紹介します:

@CeloOrg- ReFi blockchain

@clim8collective- ReFi coalition builder

@climateXcrypto- ReFi advocate

@ashtaybuck- ReFi trade

@garysheng- ReFi evangelist

@ReFiDAOist- ReFi DAO

カーボンクレジット分野に取り組んでいるプロジェクトはこちらです:

@Flowcarbon- Carbon Credit Tokens

@ToucanProtocol- Carbon Credits

@MCO2token- Moss Carbon Credit Tokens

そのネーミングから勘違いされがちですが、Celoによる「ReFiSummer」の取り組みは一時的なものではなく、将来を見据えたものです。

「ReFi」そして「ReFiSummer」の取り組みが10年後、そして100年後まで持続させるために、同じビジョンを持つ皆で協力していきましょう!

この夏、DegenはRegenに進化します。

 

Rangoマンスリーレポート#12


Rangoマンスリーレポート#12

Moonriver River、Cronos、Gnosis、Aurora、Coin98との統合、今後の統合の紹介

Rango Exchange

Rangoアカウントの作成や各種リンクはこちら

Rango Exchangeは、主要なブロックチェーンを全てサポートする最も強力なマルチチェーンプラットフォームであり、暗号分野全体を統合することで一気通貫の取引体験を提供します。ユーザーの資産がどのチェーンのものであり、どのチェーンの資産に交換したいのかは関係ありません。

Rangoは、そのために最も安全かつ高速で、コスト面でも最適な交換ルートを提供することができます。現在、30以上のブロックチェーン、20以上のブリッジ/DEX、7種類のウォレットをサポートし、暗号市場において最もユーザーフレンドリーなUXを実現しています。

既存のマルチチェーン製品とは異なり、特定の種類のブロックチェーンや特定のサービスに制限されることはありません。Rangoは、EVM、Cosmos、Solana、UTXOのブロックチェーンの大半をサポートしており、Near、Polkadot、ADAなど、その他の統合も近い将来に完了予定となっています。

Moonriverの統合

また新たなブロックチェーンを統合しました。

統合の内容は以下の通りです:

☀️Moonriver内のオンチェーンスワップとしてSolarbeamの統合
🌉Multichain.orgとcbridgeの統合をMoonriverとEthereum/Avalanche/BSC/間のブリッジとして使用

Cronosの統合

EthereumとCosmosの両エコシステムと相互運用する最初のブロックチェーンネットワークであり、DeFiやNFT、メタバースを幅広くサポートしているCronosとの統合も完了しました。

統合の内容は以下の通りです:

🔥Cronos内部のオンチェーンスワップとしてCronaSwapを統合
🌉Cronosと他のEVMブロックチェーン間のブリッジとしてMultichain.orgとCbridgeを統合

Gnosisの統合

ユーザーからの長年の要望であったGnosisとの統合もついに実現しました。

統合の内容は以下の通りです:

🔸1inchを活用
🌉Gnosisと他のEVMブロックチェーン間のブリッジとしてMultichain.orgとCbridgeを統合

Auroraがまもなく登場

近々、Nearの雄、Arouraとの統合を発表する予定です。

統合の内容は以下の通りです:

🔸Aurora内のオンチェーンスワップとしてAuroraSwapが機能します。
🌉EthereumとAuroraネットワーク間のトークン転送にはRainbowブリッジを活用
🌉Auroraと他のEVMブロックチェーン間のブリッジとしてMultichain.orgとCbridgeを統合

Coin98

Coin98は、ユーザーを安全な方法で暗号分野にシームレスに接続するために設計された、ノンカストディアルのマルチチェーンウォレット及びDeFiゲートウェイです。

Coin98ウォレットは、ビットコインイーサリアム(ETH & ERC20トークン)、Binanceスマートチェーン(BNB & BEP20トークン)、Solana(SOL & SPLトークン)、Polkadot、Kusamaなどの人気チェーンでの保存、送受信、取引において、高速かつ利便性の高いプロセスを提供しています。

ユーザーの要望に基づいて、今最も熱い地域であるベトナムに基盤を持つCoin98の製品を、Rangoに統合することが決定しました。この統合によって、全てのEVM、Solana、BNBブロックチェーンがサポートされます。

Propelとのパートナーシップ

Rangoは、Propelとの戦略的パートナーシップを発表しました。

Propelは、暗号業界における汎用ツールセットの必要性をいち早く見出し、史上初のMaaS(Metaverse as a Service)、DaaS(DeFi as a Service)、SaaS(Staking as a Service)インフラストラクチャプロバイダーとなっっています。

この提携によって、両プロジェクトは暗号分野においてお互いをサポートし、最適な戦略と統合の機会に基づいて積極的に協力していきます。

$WZNNがRangoにリスト完了

Zenon NetworkのWZNNをトークンリストに追加。これによって、$wZNNへのクロスチェーン・ネイティブ資産スワップを可能になります(Syrius walletのネイティブ$ZNNに変換可能)

クロスチェーンソリューションとしてJupiterアグリゲーターにリスティング

Jupiter aggregatorによって他のブロックチェーンをSolanaに導入するためのソリューションの一つとして、Rangoとの連携が決定しました。

Arbitrum Odysseyイベントの開始

Arbitrumは、optimistic rollupと呼ばれる技術を活用するソリューションの一つです。この技術は、スマートコントラクトとArbitrumセカンドチェーンレイヤー間でメッセージを送信することによって、Ethereumからのスマートコントラクトをスケールさせものです。

Arbitrumは暗号分野における傑出したマーケティングキャンペーンArbitrum Odysseyを開始しました。Rangoは、キャンペーン中にユーザーがブリッジに使用し、任意のチェーンからArbitrumにスワップできるdappsの1つとしてリストアップされています。

イベントのルールは以下の通りです:

2022年6月21日01:00 EST〜2022年6月27日12:59 ESTの間に、Rangoを介して次のタスクのいずれかを完了する必要があります:

1. ETH(任意のチェーン)をETH(Arbitrum)にブリッジする

2. 任意のチェーンから任意のトークンをETH(Arbitrum)にスワップする

つまり、他のチェーンの資産をArbitrumに持ち込むことが求められています。

追加NFT:その週に最もインバウンド量(Most ETH volume)の多いブリッジ利用ユーザーは、追加でNFTを獲得することができます。

NFTの請求:2022年6月28日 1:00 PM〜2022年8月22日 12:59 PM (EST)

Rangoエコシステムは驚異的な拡大スピードを維持しています

今後も一つ一つの統合に驚かれなくなるくらいのペースで統合を予定しています:

🔸Moonbeam

🔸Evmos

🔸Across

🔸Stargate

🔸Synapse

🔸Connext

🔸Hop

🔸Math Wallet

RANGOトークンのリリースに向けて、更なる躍進を遂げるRangoにご期待ください!


Rangoについて

Rango Exchange($RANGO)は、トップブロックチェーンを結びつける、DEXにおける最も強力なマルチチェーンプラットフォームであり、暗号分野のあらゆるチェーンの橋渡しをします。ユーザーがどの資産を持っていて、どの資産にしたいのかは問題ではありません。Rangoは、そのための最も安全で、速く、簡単なルートを発見し、提供します。現在、Rangoは40以上のブロックチェーン、12以上のブリッジ/DEX、6種類のウォレットをサポートしており、ユーザーフレンドリーなUXによって提供しています。

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カーボンオフセットのトークン化に向けたFlowcarbonの基本的な考え方


カーボンオフセットトークン化に向けたFlowcarbonの基本的な考え方

May 23, 2022

Flowcarbon/ 翻訳:Takeshi_TGAL

Flowcarbonは、ブロックチェーン技術を活用し、ボランタリーカーボン市場におけるプロジェクト開発者への効率的かつ最適な資本の還流を促進する仕組みづくりに取り組んでいます。その一環として、カーボンオフセットクレジットをトークン化し、ボランタリーカーボン市場での売買における流動性、価格の透明性、アクセシビリティを促進していきます。

VCMの法律専門家ピーター・ザマンとHFWのチームを含むVCMの関係者と協議し、また国際排出権取引協会(IETA)のデジタル気候資産の完全性に関する議論に積極的に参加するなどの取り組みを経て、Flowcarbonは次のような定義の確立にコミットしています。

1. トークンと基礎となるクレジットは一対一で対応する。

トークンは、対応するカーボンオフセット・クレジットに裏打ちされており、トークンのミント時に専用の安全な口座に保有される必要があります。各トークンは、特定のプロジェクトと年(「ヴィンテージ」と呼ばれる)から、1トンの二酸化炭素の除去または削減が確認されたことを表します。

2. 裏付けとなるオフセット・クレジットは、信頼できる基準によって認証されたものでなければならない。

トークンの裏付けとなる各カーボンオフセット・クレジットは、市場で認められた基準で認証されたものでなければなりません。Flowcarbonがデジタルトークンの発行に使用するカーボンオフセット・クレジットは、国際炭素削減オフセット連盟(ICROA)が承認する基準、政府が承認するカーボンクレジット制度、またはその他の市場で有効なクレジット制度に基づいて検証、登録されたプロジェクトに由来するものとなります。

3. 基礎となるクレジットは、キャンセル及び失効していないものでなければならない。

Flowcarbonトークンの基礎となるカーボンオフセットクレジットは、失効していないものが対象となります。本来、VCMにおけるカーボンオフセットクレジットは、1トンCO2eの量の温室効果ガス排出削減または除去の達成を主張する権利と、基準となる規則に従って引退した時点で相殺請求の利益を受ける権利を表します。Flowcarbonのトークンは、これらと同じ権利と、トーク保有者に示す価値を完全に保持するものです。トークンは、発行され、事後検証されたカーボンオフセットクレジットに対してのみミントされ、キャンセルされたオフセットクレジットや失効したオフセットクレジットに対してはミントされないため、トークンは、基となるオフセットクレジットの現実世界における価値によって裏付けされることを保証しています。

4. トークンは、オフセット・クレジットと交換することができる(「双方向ブリッジ」)

Flowcarbonトークンの保有者は、トークンをカーボンオフセット・クレジットに交換することができます。これにより、カーボンオフセット・クレジットをトークンの形でブロックチェーン上にもたらし、換金プロセスを通じてオフチェーンに引き戻すことができる「双方向ブリッジ」が形成されます。これにより、トークンとして取引されるオフセット・クレジットと従来の市場で取引されるオフセット・クレジットの間に安定的なリンクが生まれます。

5.トーク保有者は、オンデマンドでオフセット・クレジットを償却することができる。

トークンは発行されたカーボンオフセット・クレジットを表すため、トーク保有者はカーボンニュートラル、オフセット、排出量の補償に関する請求を、トークンの償還後に行うことができます。これは、トーク保有者がウェブインターフェースを介してトークンの状態を「失効」に変更した場合に起こります。トークンを失効させることなく、単に保有しているだけでは、オフセット請求はすることはできません。将来的には、このプロセスを自動化するために、カーボンの登録機関と提携して APls が開発される可能際があります。

6. 堅牢なプロセスにより、供給パートナーのセキュリティと透明性を継続的に確保する。

Flowcarbonは、トークン化クレジットを提供するサプライパートナーと密接に連携し、技術的負担を軽減するとともに、トークン化プロセスにおける最適なセキュリティとアカウンタビリティを確保します。

7. 流動性と購入の容易性を向上させるため、同様のクレジットをバンドルすることがある。

Flowcarbonのトークアーキテクチャにはバンドルがあり、異なるプロジェクトからのオフセットクレジットを表すプライマリートークンが預けられ、バンドルへの参加を表すために別のファンジブルトークンのセットがミントされ、バンドルトーク保有者の利益のためにプライマリートークンがロックアウトされています。このバンドルは市場セグメントを追跡します。例えば、国際航空のカーボンオフセットおよび削減スキーム(「CORSIA」)の対象となるクレジットは、対応するバンドルに預けられ、不可分のCORSIA対象トークンとして販売されることがあります。これにより、適切な場合には市場の標準化が行われ、流動性、価格の透明性が促進され、取引コストが削減されます。

8. Web3のすべての事業は、持続可能性へのコミットメントに沿って追求されるものである。

Flowcarbonの技術は、包括性、回復力、安全性に基づく原則に従い、最も持続可能な方法で展開され、低カーボンフットプリントを維持し、それぞれの持続可能性目標を達成することを決意したパートナーとの協力により実現されています。

ブロックチェーン技術は、これらの原則に従ってカーボンオフセット・クレジットに裏付けられたトークンを可能にすることで、データガバナンス、流動性、そして全てのVCM参加者間の包括性を向上させることができるツールとして機能します。デジタルアセットは、クレジットが発行されると同時に透明で流動的なオフランプを提供することで、プロジェクト開発者の市場アクセスを改善することができ、価格の透明性と市場参加者を向上させ、買い手のアクセスを改善することで、市場の拡大に寄与することも期待できます。

スポット市場や先物市場は、より透明性の高い価格設定によって気候変動対策への投資を拡大し、プロジェクト開発者の流動性と投資家のリターンを向上させる可能性があります。VCMにブロックチェーンを統合することで、VCMの基本的な目的を尊重し、実施することで、買い手と売り手に環境上の利益と価値の保護をもたらす、実行可能でより包括的な資産クラスを創出することができるのです。


Flowcarbonについて

Flowcarbonは、カーボンオフセットブロックチェーン上で実現する気候変動技術のパイオニア企業です。私たちのミッションは、カーボン市場をアクセス可能で透明性の高いものにし、数十億ドル規模の資金を気候変動プロジェクトに直接投資することです。炭素、持続可能性、ブロックチェーン技術の専門知識を結集した経験豊富な起業家チームによって設立され、世界有数の投資家の支援を受けており、人類、生物の多様性、地球にとって真のポジティブなインパクトをもたらすために全力を注いでいます。

気候変動の緩和には、組織的な行動が必要であり、個人でオフセットをお考えの方にも、組織としてオフセットをお考えの方にも、それぞれのニーズに合わせたカーボンソリューションを提供します。実際に、多くの組織がカーボンオフセットを利用して、ネットゼロの目標達成に取り組んでいます。

Flowcarbonは、カーボンクレジットをチェーンに乗せ、トークンに変換し、ボランタリーカーボン市場をより透明で、流動的で、アクセスしやすいものにします。そして、フラッグシップトークンであるGNTは、組織レベルのカーボンクレジットに支えられており、個人および企業のオフセットニーズに適合して機能します。

地球を守るために、Flowcarbonがどのように世界中の人々のオフセットニーズをサポートできるかについて、各コンテンツをフォローして情報を入手していきましょう。

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VCMにおける早期段階の資金提供のボトルネックを解説


VCMにおける早期段階の資金提供のボトルネックを解説

May 20, 2022

Flowcarbon/ 翻訳:Takeshi_TGAL

活況を呈するカーボン市場においても、南半球のカーボンプロジェクト開発者が、自然基盤のプロジェクトを軌道に乗せるために必要な資金を初期段階で調達することは非常に困難です。最近ロンドンで開催されたForestry & Agriculture Investment Summitで、あるプロジェクト開発者(PD)が語った言葉が、これをよく表しています。

「私たちにとって、最初の10万ドルは次の1000万ドルよりも遥かに調達が難しい。」

カーボンクレジットからの収入は通常、カーボンクレジットの引き渡し(販売)時にしか受け取れないため、PDは通常、資金不足に直面します。これはプロジェクト開始日から2〜10年後になることもあり、その間にPDは、プロジェクトに利用できる限られた資金を別途自力で調達するか、確保しなければなりません。この資金問題を解決することは、単に市場の非効率性の解決以上の意味があります。それは、ボランタリーカーボン市場(VCM)の規模を拡大するために極めて重要なことなのです。

民間セクターは自然基盤のソリューションへの資金提供に取り組んでいますが、民間セクターの投資を可能にする環境作りに必要なリスクによって、特に初期段階ではPDが民間資金を利用することは非常に大きな制約となっています。

質の高いカーボンクレジットの作成には、真摯で継続的な取り組みが必要となります。大まかに言えば、プロジェクトの設計と登録、検証、監視、そしてVerraやGold Standard、American Carbon Registryなどのカーボンクレジットプログラムや標準規格の下での検証などが含まれます。最後のステップは、カーボンクレジットの発行であり、PDの実施コストは非常に高額かつ多大なものとなります。

あるPDが説明したように、資金調達パートナーやフォワードオフテイカーはカーボンの大幅な割引を期待しているため、PDは、フロントローディングファイナンス(プロジェクト開発コストの前払いまたはカーボンクレジットの前払いによる資金の確保)を避けることがよくあります。 しかし、PDにとっては、プロジェクトのリスクを軽減し、政治的・規制リスクに対処し、プロジェクトの立ち上げからカーボンクレジットの発行までをより簡単に行えるようにするために、この資本が必要な場合もあるのです。

民間企業の参画モデル(出典:Bain Analysis)

もちろん、民間投資家の立場からすれば、上の図が示すように、プロジェクトへの直接投資は非常に高いリスクを伴います。また、プロジェクトの実施にも時間がかかるため、投資家にとって短期的なリターンは限定的なものとなります。

このように、需要が急増しているアウトプットを生み出す重要なプロジェクトに取り組むPDが利用できる資金調達方法には、革新の余地があります。Flowcarbonを含む多くのプロジェクトは、PDの効率的で早期の資金源を促進する方法について再考し、新たな形を作り出す必要性を把握し、取り組みを続けているのです。


Flowcarbonについて

Flowcarbonは、カーボンオフセットブロックチェーン上で実現する気候変動技術のパイオニア企業です。私たちのミッションは、カーボン市場をアクセス可能で透明性の高いものにし、数十億ドル規模の資金を気候変動プロジェクトに直接投資することです。炭素、持続可能性、ブロックチェーン技術の専門知識を結集した経験豊富な起業家チームによって設立され、世界有数の投資家の支援を受けており、人類、生物の多様性、地球にとって真のポジティブなインパクトをもたらすために全力を注いでいます。

気候変動の緩和には、組織的な行動が必要であり、個人でオフセットをお考えの方にも、組織としてオフセットをお考えの方にも、それぞれのニーズに合わせたカーボンソリューションを提供します。実際に、多くの組織がカーボンオフセットを利用して、ネットゼロの目標達成に取り組んでいます。

Flowcarbonは、カーボンクレジットをチェーンに乗せ、トークンに変換し、ボランタリーカーボン市場をより透明で、流動的で、アクセスしやすいものにします。そして、フラッグシップトークンであるGNTは、組織レベルのカーボンクレジットに支えられており、個人および企業のオフセットニーズに適合して機能します。

地球を守るために、Flowcarbonがどのように世界中の人々のオフセットニーズをサポートできるかについて、各コンテンツをフォローして情報を入手していきましょう。

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翻訳:Takeshi_TGAL

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Nicole Shore
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Nicole@flowcarbon.com

投資家にとって双方向のカーボンクレジット・ブリッジが必要な理由


投資家にとって双方向のカーボンクレジット・ブリッジが必要な理由

Flowcarbon / 翻訳:Takeshi_TGAL

ここ最近の金融市場は非常に不安定な状況となっています。インフレの進行に伴って利上げが行われ、ハイテク株が暴落し、破滅したステーブルコインもありました。多くの投資家が資金の安全な逃避先を探す中で、比較的新しい資産クラスである炭素(カーボン)領域が多くの人の注目を集めています。

CBL Nature Based Carbon Offset indexは、過去1ヶ月間にわたっては、S&P500と同程度のパフォーマンスであり、9%のマイナスは理想には程遠いものかもしれませんが、この新たな資産クラスはテック関連株や暗号資産に見られるような深刻な損失を回避しています。

Flowcarbonは、カーボン市場は今後 10 年間で驚異的な成長を遂げると確信しており、Web3の力がその可能性を最大限に引き出すことができると考えています。この領域に取り組む組織はFlowcarbonが最初ではありませんが、この機会を構築するためのFlowcarbonのアプローチは特に戦略的かつ効果的なものであると確信しています。

また、同時期の既存のオンチェーンカーボン資産のパフォーマンスを見てみましょう:

https://carbon.klimadao.finance/CarbonPools

なぜ、オンチェーンカーボンとオフチェーンカーボンの間に価格パフォーマンスの乖離が見られるのでしょうか。答えは簡単で、市場が根本的に切り離されているからです。オンチェーンカーボンクレジット所有者が、オフチェーン市場に保有クレジットを持ち込む方法は現状では存在しません。

現在、オンチェーンとオフチェーンのカーボンクレジットという異なる市場で、同じ資産の価格差を利用して利益を得る、つまりアービトラージを行う方法がないのです。アービトラージは、市場間の価格を一定に保つための重要な機能であり、ステーブルコインの仕組みの中でも活用されています。

この点について、USDCを例に説明してみましょう。USDCは、米国の金融機関に保有されている米ドルと1対1で裏付けされているステーブルコインです。保有者はいつでも、USDCを同価値の本物の米ドルと交換することができます。例えば、USDCの価格が一時的に0.99ドルまで下落した場合、人々はUSDCを0.99ドルで購入し、Circleで本物の1ドルに交換します。この例では、アービトラージの実行者は$0.99で購入できた全USDCに対して$0.01の利益を得られます。多くの人々がこの価格差を利用することで、USDCの価格は1ドルに戻ります。事実上、Circleは、ユーザーが自由にオンチェーンとオフチェーンの1ドルを活用し、両資産が常に同じ価格に戻ることを保証する双方向ブリッジを構築しているといえます。

同様に、Flowcarbonは、オンチェーンとオフチェーンのカーボン市場をつなぐ双方向のブリッジを構築します。オフチェーンにあるカーボンクレジットの保有者は、クレジットをトークン化し、オンチェーンに持ち込むことができるようになります。トークン化カーボンクレジットは、バンドルされたり、オンチェーンで償却されたり、オフチェーンクレジットと交換されたりすることが可能となるのです。

Flowcarbonの双方向カーボンブリッジの威力を示す例を見てみましょう:

サラはオフチェーンで100の自然ベースののカーボンクレジットを1個12ドルで購入しました。彼女はFlowcarbonのGoddess Nature Token (GNT)が現在15ドルで取引されていることに気づきます。彼女はブリッジを使ってカーボンクレジットをトークン化し、トークン化手数料(クレジットの2%)を支払って、トークン化クレジットをGNTにバンドルしました。つまり、彼女は98のオンチェーンクレジットをGNTという形で持っていることになります。単価15ドルの場合、サラの保有するクレジット総額は1,470ドル(98×15ドル)となります。これは、オフチェーンでの価値が1200ドル(100×12ドル)であったことと比較すると、大きな利益となります。数ヶ月後、サラはオフチェーンの自然ベースのクレジットが17.50ドルで取引されているのに対して、GNTが16ドルで取引されているのを見て、価格差を利用するためにGNTを交換することにしました。再びブリッジを利用して、トークン化手数料(2%)を支払い、オフチェーンクレジットを受け取ります。これで彼女は、チェーン上のクレジットの価値が1,568ドル(98×16ドル)であるのに対して、合計1,680ドル相当となる96クレジットを入手したことになります。このようにオンチェーンとオフチェーンの価格が平準化するまで、アービトラージの機会が利用され続けることになります。

現在のボラティリティの中で、Flowcarbonの双方向ブリッジは市場インフラの重要な部分となると確信しています。このブリッジは、暗号分野の投資家に現実の資産に裏付けられたトークンへのアクセスを提供し、従来のカーボン分野の投資家には、オフチェーン価値を犠牲にすることなく分散型金融(DeFi)の流動性へのアクセスを提供します。

Web3は、カーボン市場の多くの問題点を解決するのに役立ちますが、オンチェーンとオフチェーンが切り離された状態では何の役にも立たないのです。この市場は、今後も共に成長を遂げていく必要があり、Flowcarbonの双方向ブリッジはそれを実現するツールであると信じています。

情報(価値の)格差、問題の解決にこそ、将来的な価値が誕生することを理解していきましょう。


Flowcarbonについて

Flowcarbonは、カーボンオフセットブロックチェーン上で実現する気候変動技術のパイオニア企業です。私たちのミッションは、カーボン市場をアクセス可能で透明性の高いものにし、数十億ドル規模の資金を気候変動プロジェクトに直接投資することです。炭素、持続可能性、ブロックチェーン技術の専門知識を結集した経験豊富な起業家チームによって設立され、世界有数の投資家の支援を受けており、人類、生物の多様性、地球にとって真のポジティブなインパクトをもたらすために全力を注いでいます。

気候変動の緩和には、組織的な行動が必要であり、個人でオフセットをお考えの方にも、組織としてオフセットをお考えの方にも、それぞれのニーズに合わせたカーボンソリューションを提供します。実際に、多くの組織がカーボンオフセットを利用して、ネットゼロの目標達成に取り組んでいます。

Flowcarbonは、カーボンクレジットをチェーンに乗せ、トークンに変換し、ボランタリーカーボン市場をより透明で、流動的で、アクセスしやすいものにします。そして、フラッグシップトークンであるGNTは、組織レベルのカーボンクレジットに支えられており、個人および企業のオフセットニーズに適合して機能します。

地球を守るために、Flowcarbonがどのように世界中の人々のオフセットニーズをサポートできるかについて、各コンテンツをフォローして情報を入手していきましょう。

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翻訳:Takeshi_TGAL

Media Contact
Nicole Shore
Head of Communications, Flowcarbon
Nicole@flowcarbon.com