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H2O/Safeマネジメントガイド


H2O/Safeマネジメントガイド

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このガイドでは、Safeの管理・注意点、Safeの開設方法、清算のリスクとその回避方法などを説明します。

アカウントの作成

H2Oアプリに入ると、以下の情報が表示されます:

Safeを作成するためにはまずアカウント(DSProxyコントラクト)を作成する必要があります。

これは、H2O内のすべてのアクションの前提条件となります。

DeFi全体では、MakerDAOやBalancerなど、多くのプロジェクトが同一の標準に従っていることに気づきます。この背景には、標準的なイーサリアムウォレットが1つのトランザクション内で1つのスマートコントラクトとしかやり取りできないのに対し、DSProxyは1つのトランザクション内で複数のスマートコントラクトとやり取りできる、という利点があります。これにより、プロトコルとの対話の際のユーザーエクスペリエンスが向上し、将来的に高度な管理ツールを追加することが可能になります。

Safeの開設

アカウントの作成が完了したら、次はSafeの開設を行います:

Safeの管理に欠かせない統計の内訳を説明します。

  • Total OCEAN Collateral:ユーザーが担保として預けたいOCEAN量
  • Total H2O Debt:ユーザーが負債として借りたいH2O量
  • OCEAN Price:現在のOCEANの価格
  • H2O Redemption Priceプロトコル内のH2Oの価格
  • Collateral Ratio:入力担保額と負債額から算出されるSafeの担保比率(Safe内のOCEANの担保額と負債額の比率)
  • Liquidation Price:ユーザーのSafeが清算されるときのOCEAN価格
  • Liquidation Penalty清算の際にSafeの所有者が支払う手数料

清算の回避

担保と負債の額を決める際、担保率の下限は140%であることに留意してください。担保比率がこの基準を下回った場合、Safeは清算され、清算ペナルティが課されます。また、清算価格をモニターすることで、リスクレベルを把握することもできます。

清算の例:144.9ドル相当の$OCEANの担保と100ドル相当の$H2Oの負債を持つSafeは、20%のペナルティで清算されます。この場合、所有者は120ドル相当のOCEANを失い、24.9ドル相当のOCEANと100ドル相当のH2Oの負債がそのまま残ります。

資金効率的にはできるだけ低い担保率で借りるのが理想的ですが、ユーザーは清算リスクが高まることを認識する必要があります。また、$OCEAN価格は変動しやすいため、担保比率が急激に上昇/下降する可能性があります。市況に合わせた調整を計画しているDeFiユーザーは、200%の担保率でも問題ないかもしれませんが、リスクの低いユーザーはさらに余裕を持たせるべきであると言えるでしょう。言い換えれば、必要となった時に担保と負債を調整する準備ができていない場合には、より高い担保比率を選択する必要があるかもしれません。

ガス料金

留意すべきもう一つの点は、市況に応じて急騰することがあるイーサリアムのガス料金です。暗号全体の価格が急速に下落しているときには、多くのDeFiユーザーがポジションを調整しようとするため、ガス料金は通常よりも高くなる傾向があります。

市場の変動時に高いガス料金を支払うことに抵抗がない場合は、担保比率の低いSafeを作成するとよいでしょう。そうでない場合は、担保比率を高くすることが望ましいでしょう。

H2Oについて

H2Oは、Web3データエコノミーのための初の非ペグ型のステーブル資産であり、分散型データマーケットプレイスにおける交換媒体およびアカウント単位として機能する管理フロート制を採用しています。

DeFiの分散型データエコノミーにコミットする開発者とユーザーのコミュニティへの参加を歓迎しています。各コンテンツをフォローして、まずはコミュニティにご参加くださいhttps://t.co/v2hIYriDFv.


Ocean Protocolについて

Ocean Protocolのミッションは、世界に広がるWeb3データエコノミーを始動させ、データの所有者が持つべき権利を取り戻し、人々がデータから本来得られる価値をもたらす世界を構築する事です。

データは新たな資産クラスであり、Ocean Protocolはその価値を引き出します。データの所有者と消費者は、Ocean Marketアプリを使用して、安全でプライバシーが守られた方法でデータ資産を公開、発見、消費できるようになります。

Ocean Protocolのデータトークンは、データを「データ資産」に変えます。これによりウォレットや取引所、その他のDeFiツールを活用して、データウォレット、データ交換、データ協同組合を実現します。プロジェクトは、OceanライブラリやOCEANを自分のアプリで使用し、Web3データエコノミーの推進に貢献していきます。

トークンとしてのOCEANは、データへのステークやデータの売買、ガバナンス投票などに使用されます。トークンの供給は、短期的な成長と長期的な持続性を促進するために時間をかけて分配され、利用量の増加に応じて増加するように設計されています。

詳しくはoceanprotocol.comをご覧ください。

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