比類なきマルチチェーンDEX:Rangoの概要
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まずは「Rangoアプリ」に触れてみてください!
Rango Exchangeは、DEXによって暗号分野に存在する各チェーン同士を橋渡しをするためのプラットフォームです。ユーザーがどのチェーンの資産を保有しているのか、どのチェーンの資産と交換したいのかに関わらず、Rangoは最も安全で収益性の高い、最適なルートを見つけてワンストップでの資産の交換を可能にします。
Rangoでは、既にBTC、LTC、THOR、ETH、BSC、TERRA、OSMOSISなど、最も需要の高い10数種類以上のブロックチェーンに対応しており、ウォレットを接続するだけで、チェーンの垣根を超えて2,000以上のトークンを最適なレートで、即座に交換することが可能になります。
Rangoとは?
Rangoは、より優れたルーティングアルゴリズムと、スワップ、ブロックチェーン、ブリッジによる複雑な世界を、直感的で使いやすい環境に統一してしまうとにかく利便性の高い資産交換用のUXです。
いわゆるAMMの進化版であると考えてください。
対応ネットワークとDEX
現在、主要なブロックチェーン間のルーティングを、業界標準のDEXとブリッジを使用してサポートしています。随時更新されていきますので、最新の統合状況を把握するためには、Webサイトを常にチェックしてください。
ウォレットの統合
現在、以下のウォレットが本アプリでサポートされています:
- Metamask
- Keplr
- Terra Station
- XDefi
- Binance Chain Wallet
- Harmony Wallet
最終的には全ての主要チェーンに対応していくため、今後、多くのウォレットが統合されていく予定です。
Rangoのビジョン
Rangoは現在、Solana、Tron、Polkadotなどを含む多くのブロックチェーンや、その他全てのプロトコル、アグリゲーター、ブリッジを統合するために開発を進めています。最終的な目標は、どのブロックチェーン間であれ、考える必要なく交換できる、ナンバーワンの選択肢となることです。
Rango Exchangeのドキュメントで、Rangoの機能の詳細を把握することができます。また、Rangoの利便性を実感するには、まず騙されたと思ってRangoアプリにアクセスして、トークンのスワップを体験することが一番です。
例:USDTをTerraにスワップする方法
Rangoは、先進的なマルチチェーンDEXアグリゲーターとして、抜群に使いやすいUXを提供することによって、チェーンごとに異なるUIと複数のネットワークを切り替える苦痛を無くします。
このチュートリアルでは、Binance Smart ChainネットワークのステーブルコインUSDTを、TerraネットワークのAnchorプロトコルのトークンANCにスワップする方法を紹介します。
注意:Rango の UI は魔法のように簡単なので、実際にはこのドキュメントを読む必要はありません。しかし、仕組みをより理解するために、このドキュメントを読んでみることをお勧めします。
ステップ 1
Rango アプリ内のアセットリストを開き、希望するトークンを選択し、スワップ量を入力します。
USDTは複数のネットワークで利用可能であり、この例ではBSCを選択します(BEP20はBSCのネットワークです)
画像では、スワップレート、手数料(この場合0.73ドル)の推定値など、詳細内容が表示されます。
さらに、スワップの実行にかかる時間の見積もりも表示されます(この場合、6分15秒)
それでは、次のステップに進みましょう。
ステップ2
Rangoは、あらゆるパターンの交換ルートから最適なルートを算出します。最適なレートを複数のAMMから算出する製品は数多く存在しますが、Rangoはそれに加えて。マルチチェーンスワップを可能にするための最適なルートを提示します。
画像では、BSC.USDTをTERRA.ANCに交換するためのルートを表示しています:
- 1inchが USDT をUST に変換します。この交換はBSCネットワーク内のDEXアグリゲーターで実行されるので、この段階ではBSCネットワーク内にいます。
- Terra BridgeがUSTをBSCネットワークからTERRAネットワークに転送します。ブリッジは、異なるネットワーク上の同じコインを1対1で交換します。現状、TERRAネットワークにいます。
- Terra SwapがUSTを受け取り、ANCトークンに交換します。
この3ステップのルートによる、非常に安価な交換手順を、ワンクリックで実行します。
このUXの前には、もはやチェーンなど関係ありません。
Rangoの登場前の時代には、3つの異なるUIを開き、その都度ウォレットを接続して、レートの計算やスワップの適用を処理し、各ステップの結果を待ってから次のUIに切り替える必要がありました。
ワンクリック。これがRangoが提供する多くのメリットの一つです。
ステップ3
ウォレットを接続:この交換ルートを実行するには、BSC対応ウォレット(例:Metamask)とTerra Stationウォレットが必要です。
「Connect Wallet」をクリックして、これら2つのウォレットを同時に接続します。
以下のようなダイアログが表示されますので確認をしてください:
Rangoは複数のウォレット・アドレスを自動的に読み取ります
「Confirm swap!」をクリックすると、スワップが開始します。
ステップ4
Rangoが実行するフローは以下の通りです:
Rango は各ステップの情報メッセージを表示し、自動的に次のステップに進みます。どのステップでも、左側の×ボタンをクリックすることでキャンセルできます。問題がなければ全ての承認と確認は自動表示されますので「Approve」「Yes」「OK」などのボタンをクリックしてください。
ステップ5
完了です:
Rangoを使ってローンを組む方法
Anchorは、借り手と貸し手の2つの側面を持っています。この記事では、Anchorプロトコルを使ってETHでローンを組む方法を紹介します。
ステップ1:bETHの入手
まず、どのコインでも、どのチェーンでも構いませんので、何らかの資産を持っている必要があります。ここでは例として、USDT(ERC20)を使います。
Rangoアプリに行き、USDT(イーサリアムチェーン)とbETH(Terraチェーン)と、交換する数量を入力します。
Rangoは、瞬時に最適なルートを提示します。
Rangoは、瞬時に最適なルートを提示し、以下の画像のように、1inchを経由してstETHにスワップし、Lidoを経由してTerraのbETHにブリッジすることを示しています:
次に、ウォレットの接続を行います。ここでは、下の画像のようにメタマスクとテラステーションを接続します:
「Swap」をクリックして、各ステップのトランザクションに署名します。
各ステップが確定したら、以下の画像の状態になります。各トランザクションをクリックすることでエクスプローラーで確認できます:
おめでとうございます!これでTerraのbETHが入手できました。
ステップ2:ローンを組む
アプリにTerraステーションウォレットを接続します。
bETHを担保として提供し、その上で融資を受ける設定をします。
下図のように「Borrow」タブに行き、bETHの前にある「Provide」をクリックします:
続いて、担保を提供するために「Proceed」をクリックし、署名します:
右上の「Borrow」をクリックし、希望額を借り入れ完了です。
担保の価値が下がってしまうと、清算されてしまいますので、限度額を超えた借り入れには注意が必要です。 常に最大借入額に対して余裕のある担保をお持ちになることをお勧めします。
注意:借入にはTerraのトランザクション手数料としてLunaトークンが必要です。Rangoを使ってLunaを手に入れる必要があります。交換元トークンを入れて、交換先トークンとしてLunaを設定するだけで、Rangoは最適なルートを実行します。
借り入れプロセスに関するTweetと簡易動画はこちらをご覧ください。
以上が、多機能かつ比類なきUXを提供するRangoの概要です。
Rangoトークンは2021年Q1にリリース予定ですので、アプリに慣れ、各コンテンツをフォローしてお待ちください!