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The Graph Foundation、Wave 4で172万ドルの助成金を提供


The Graph Foundation、Wave 4で172万ドルの助成金を提供

The Graph Foundation

web3の開発に関与している人たちにとって、今はとてもエキサイティングな時期に感じていることでしょう。

昨年、The Graph Foundation(以下財団)はウェーブ1、2、3の100以上の組織に900万ドル以上を助成金として配分しました。また財団は、StreamingFastFigmentに加え、The GuildSemiotic AIという4つの新たなコア開発チームを迎え、プロトコルのコア部分の開発に注力しています。今回発表するウェーブ4では、プロトコルの改良を続け、サブグラフを使ったDappsの構築をサポートし、コミュニティを成長させる取り組みを対象として、30以上の団体に170万ドル以上を分配する予定です。

財団が、このように新たな助成先を募集する中、コミュニティのメンバーからは、コミュニティの取り組みによるエコシステムの発展、ユーザーがグラフネットワーク上のサブグラフに参加・展開しやすくするためのツールの構築、プロトコルのさらなる改善などを求める提案が数多くありました。

助成金の申請者は、プロトコルのより効果的な改善に向けて、自分のアイデアや貢献をどのように活用していくのかを考えることが奨励されます。そのためには、グラフフォーラムやその他のソーシャルチャンネルで、コミュニティメンバーからの意見やフィードバックを受けることが最も適切です。コミュニティの感情やニーズを理解することが、助成対象となる提案内容の成功につながるでしょう。

次回のウェーブ5に向けたアイデアをお持ちの方は、ぜひご応募ください。日本からのご応募もお待ちしております!

ウェーブ4の助成金

助成金申請者は、コロンビア、ブラジル、韓国、ポーランドポルトガル、カナダ、日本、米国などから幅広く集まっています。各申請者は、プロジェクトの予想される影響、コミュニティからのフィードバック、エコシステムにおける相対的な重要性と緊急性に基づいて評価されました。なお、助成金はGRTで支払われます。

以下にウェーブ4の助成金対象プロジェクトを発表します:
(詳細はこちらをご覧ください)

プロトコル関連 ~$906K

  • Curation and Delegation R&D — Prysm Group ($700K)
  • Protocol Audit — ConsenSys Diligence ($102K)
  • Postgres Consulting and Optimizations — Cybertec ($31K)
  • Postgres Consulting — Credativ ($7.5K)
  • Multi-blockchain Integration — ChainSafe ($66K)

ツール関連 ~$305K

  • Daily Rewards Report — Konstantin Zaitcev ($10K)
  • Subgraph Development Tooling — Limechain ($248K)
  • GraphQL Code Generator — Synthetix ($35K)
  • Cheerbot — Kyle, Dhruv ($12.5K)

Dapps及びサブグラフ関連 ~$310K

コミュニティ構築関連 ~$192K

各申請内容は、コミュニティメンバー、カウンシル、ファウンデーション、コアデベロッパー、その他のビルダーなど、The Graphにおけるエキスパートたちによって審査されました。

過去のウェーブで助成金を受け取れなかった場合でも、心配はいりません。応募は常時可能です。

あなたの提案について、できるだけ詳細な情報を記載して提出してください。助成金プログラムの詳細はこちら、コアプロトコル開発の機会はこちら、継続的なRFPこちらに掲載されています。

財団は、助成金プログラムの対象の成功を楽しみにしており、ウェーブ5での新たな提案内容にますます期待しています。

コアデベロッパ助成金

SemioticThe Guildが、新たにコアプロトコル開発者として貢献するための助成金を獲得しました、おめでとうございます!

グラフエコシステムでは、現在5つのフルタイムチームがプロトコルの研究開発を行っています。

毎月第一火曜日に開催されるコアデベロッパーコールや、Discordで毎週開催されるインデクサー・オフィス・アワーズにもぜひご参加ください。さらに詳しい情報はフォーラムでもご覧いただけます。

今後の予定

推奨ツールや便利なDapps、分散型ウェブ全体のサブグラフのギャップなどのフィードバックはいつでも大歓迎です。その他のアイデアがあれば、フォーラムに投稿して共有したり、Twitter@GraphGrantsをフォローすることでハイライト情報を入手できます。

今年の夏の初めにはGraph ExplorerSubgraph Studioといった新製品が発表されました。また、キュレーターやサブグラフ開発者としてどのように参加できるかについてはこちらをご覧ください。

ウェーブ4が終了したばかりですが、すでにウェーブ5に向けて動き出しています。財団では、上記のカテゴリーを優先していきますが、以下の分野での貢献についても、今後より一層望まれます:

現在、助成金プログラムのプロセスには多くのエキスパートが参加していますが、財団は、決定にコミュニティが直接参加できる方法を模索しています。コミュニティがどのように参加できるかについては、今後のニュースをお楽しみに!

次の助成金を申請するまでの間にも、グラフネットワークに参加する方法はたくさんあります。デリゲーターインデクサーキュレーターサブグラフ開発者になったり、今後のガバナンス提案に投票したりと、選択肢は多岐にわたります。もし、あなたが支持するweb3スペースのプロジェクトでサブグラフを使っていないものがあれば、ぜひサブグラフを使うように伝えてみてください。

繰り返しになりますが、コミュニティ、Dapps、サブグラフ、ツール、プロトコルの改善に関するアイデアであれば、どなたでも助成金を申請することができます。また、こちらRFPの一覧も併せてご覧ください。


The Graphについて

The Graphは、分散型Webのインデックス及びクエリレイヤーです。開発者はサブグラフと呼ばれるOpen APIを構築・公開し、アプリケーションはGraphQLを使ってクエリを実行することができます。The Graphは現在、Ethereum、IPFS、PoAを含む22のネットワークからのデータのインデクシングをサポートしており、今後多くのネットワークをサポート予定です。現在までに31,000以上のサブグラフが、~24,000人の開発者が、Uniswap、Synthetix、Aragon、Gnosis、Balancer、Livepeer、DAOstack、AAVE、Decentralandなどのアプリケーション用に構築を続けています。

アプリケーションやWeb3アプリケーションを構築している開発者であれば、ブロックチェーンからのデータのインデクシングやクエリにサブグラフを利用することができます。The Graphを使うことで、アプリケーションはデータを効率的かつパフォーマンスよくUIに表示することができ、他の開発者もあなたのサブグラフを使うことができるようになります。サブグラフをデプロイしたり、Graph Explorerを利用して既存のサブグラフを照会することができます。The Graphは、あなたがIndexerCuratorDelegatorになることを歓迎します。技術的な議論を行うDiscordTelegramチャットに参加したり、Twitterをフォローして、The Graphコミュニティに積極参加してください。The Graphの開発者やコミュニティメンバーは、いつでもあなたとのチャットを楽しみにしています。The Graphのエコシステムでは、お互いにサポートし合う開発者のコミュニティが成長しています。

The Graph FoundationはThe Graph Networkを統括しており、The Graph FoundationはTechnical Councilにより統括されています。また、Edge & NodeStreamingFastFigmentSemiotic AIはThe Graphエコシステム内の数多くの組織の一つです。

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