Ocean Protocol、Ocean Market Balancer Simulationsに関してToken Engineering Academyと提携
DeFiの研究者は、Web3データ経済のシミュレーションを行い、その結果はBalancer、Ocean、Token Engineeringの各コミュニティがアクセスして再利用できるようにする予定です。
Ocean Protocolは、Token Engineering AcademyおよびBalancerと提携し、OceanのエコシステムのためのOpenScienceをスピンオフしていきます。Balancer Simulationsのチャレンジパートナーとして、Oceanは研究者と協力してWeb3データ経済のエージェントベースモデルを研究することになります。さらにBalancer Simulationsの研究者は、Token Engineeringの研究を進めるために、OceanDAOからの継続的な追加資金の提供を受けられる立場にあります。
Ocean Protocolは、新しい資産クラスとしてのデータの価値を引き出します。データの所有者と消費者は、Ocean Market上で、安全でプライバシーが守られた方法で、データ資産を公開、発見、消費します。これと並行して、OCEANトークンの保有者はデータに出資し、新しいデータトークンプールの流動性提供者となります。これらのデータトークンは、数十億のデータ産業をDeFiの運用資産に橋渡しして、貴重なデータがDeFiの利回りと資本効率を最適化するために利用されることを支援していきます。
Web3のデータ経済をモデル化する為に、TokE AcademyやBalancer Simulationsの研究者と協力できることを嬉しく思います。エージェントベースのデータ供給者、データ消費者などを含むAMMのハイフィデリティEVMシミュレーションから学ぶことができることを楽しみにしています。
– Ocean Protocol Token Engineering Trent McConaghy
Ocean Market Balancer Simulationsについて
Balancer Simulationsは、3ヶ月間にわたりDeFiの研究者を集め、Web3データ経済のシミュレーションを実行します。研究者は、EVM-in-the-loopでTokenSPICEエージェントベースのシミュレーションを使用していきます。EVMを使用することで、BalancerのV1とV2のコントラクトを完全に忠実に再現することができます。これらのモデルはデータ供給者やデータ消費者、データ作成者、投機家のPythonベースのエージェントと相互作用します。研究者は、一方的なデータステイクと双方的なデータステイクの比較、リクイディティマイニングやその他のインセンティブがデータの供給や需要に与える影響のモデル化、初回データ提供(IDO)におけるダッチオークションとリクイディティブートストラッププールの比較などを行っていきます。この結果はBalancer、Ocean、Token Engineeringの各コミュニティがアクセスし、再利用できるようになります。
“Ocean ProtocolとBalancer Simulationsは完璧にマッチしています。Ocean Protocolは、成長と持続性の鍵となるオープンで共同的な研究というビジョンを共有しており、私たちはWeb3のビジョンを実現するための重要な分野として、Token Engineeringを発展させる為の同盟者として機能していきます。”
– Angela Kreitenweis, Token Engineering Academy
さらに詳細を知りたい方は、5月21日午後2時 CEST にOcean創設者Trent McConaghy氏とToken Engineering Academyのスピーカーと一緒に、研究テーマとTokenSPICEフレームワークについてディスカッションを行いますのでこちらにご参加ください。
Balancer Simulationsのセッションは公開されています。Discordで参加したり、隔週で開催されるOpenScience Gatheringに参加したりすることができます。