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Nexus MutualのプロトコルカバーがzkSyncに登場


Nexus MutualのプロトコルカバーがzkSyncに登場

Will Macfie

zkSync日本語版 TwitterMedium

zkSyncは、zkEVM技術を通じてイーサリアムの価値とセキュリティを拡張するろいうミッションを担っています。zkSync 2.0がメインネットでローンチするまであと44日であり、新しいプロジェクトの波が続々とエコシステムに加わってきています。

イーサリアムのスケーリングの重要な要素は、そのセキュリティをzkSyncのユーザーが利用できるようにすることだと考えます。zkSync 2.0のアカウントに入れられた資金は、イーサリアムのL1のセキュリティ特性を継承し、エンドユーザーは追加の作業をする必要がありません。zkSync 2.0でのトランザクションは、L1上のスマートコントラクトが暗号証明を使って検証されます。

ここで、Nexus MutualがzkSyncエコシステムにさらなるリスク軽減策を提供します。Nexus Mutualはイーサリアムの力を使って、中央集権的な保険企業を必要とせずに、ユーザーがコミュニティとしてリスクを共有することを可能にします。これには、スマートコントラクトや技術的な障害から保護するプロトコルカバーソリューションが含まれます。

zkSyncのEVM互換性は、他のzkRollupソリューションとは異なり、zkSync 2.0に展開されたAave、Compound、Yearnなどのプロトコルからの全てのベースレイヤーのコントラクトをNexus Mutualがカバーでき、将来的には全てのネイティブzkSync 2.0コントラクトをカバーする計画もあります。

Nexus Mutualコミュニティが運営するアプローチには、Optimosticオラクルのように設計された請求プロセスが存在します。メンバーは、請求査定人として参加するために資本をステークし、もしメンバーが正当な請求を否定した場合、ステークした資本はバーンされてしまいます。このため、請求処理への不正行為は、得られる価値よりも常にコストが高くつくように設定されています。メンバーは、どの請求が有効かを判断し、その判断は全て記録され、L1上のスマートコントラクトによって執行される仕組みです。

Nexus Mutualは、誰でも参加でき、リスクの共有を可能にするメンバー主導のコミュニティです。2019年のローンチ以来、Nexus Mutualは数十億ドル相当の資産を保護し、リスクを避けたい組織や個人をブロックチェーンエコシステムへ取り込むためのサポートを保険という分野から取り組んできました。この安全な請求プロセスを通じて、メンバーは過去のエクスプロイトにより損失を被った対象者に800万ドルを支払った実績があります。

Nexus Mutualは、分散型暗号ネイティブカバレッジの主要プロバイダーとして、深いキャパシティを持つ網羅的なカバレッジへのアクセスの拡大に尽力しています。

zkSyncでの資金保

広範な普及には、ユーザーはオンチェーン市場特有のリスクをヘッジする方法が必要となります。プロトコルカバーは、DeFiにおける主要なスマートコントラクトと技術的なリスクからユーザーを保護します:

  • コードの意図しない方法での使用(例:エクスプロイト、ハッキング)
  • エコノミー設計の失敗
  • ラクル障害、オラクル価格操作
  • ガバナンス攻撃

プロトコルカバーは、EVMと互換性のあるネットワーク上でプロトコルに預けられた資金も保護します。例えば、Yearn、Curve、Balancer、Gnosis Safeなど、zkSync上でお気に入りのプロトコルを使用している場合、Nexus Mutualがカバーすることができるのです。

「セキュリティとスケーラビリティは、暗号分野を主流にするための主要な要件となります。ユーザーは、低コストと、問題が起きたときのためのバックストップを求めています。zkSyncのレイヤー2ソリューションは、セキュリティを犠牲にすることなくスケーラビリティを確保するために非常に重要であり、Nexus Mutualは最悪の事態が発生した場合の備えとして機能します。」 — Nexus Mutual創業者 Hugh Karp氏

zkSyncによって、より多くのユーザーがDeFiに参加し、zkRollup上で取引を行うメリット(大きなスループット、低コスト、イーサリアムネットワークから継承されたセキュリティ)を享受することができるようになります。

DeFiに次のユーザー参加の波を取り込むには、zkSyncエコシステム内でアクティブなアプリケーションのセキュリティに強く焦点を当てる必要があり、Nexus Mutualは、zkSyncと協力して、ネットワークとプロトコルのカバーという部分からこれを支援していきます。

詳細は、Nexus MutualのdAppのプロトコルカバーリストを確認するか、Nexus Mutual docsのプロトコルカバーのセクションをお読みください。

補足リンク:


zkSyncについて

zkSyncは、ZKロールアップを採用し、最新のシンプルなゼロ知識証明を活用することで、基盤となるブロックチェーンのセキュリティ特性を保持するレイヤー2スケーリングソリューションです。

zkSync v1は、2020年7月からイーサリアムのメインネットでライブ配信されている決済用のZKロールアップであり、多くのプロトコルやウォレット、dappsに採用され、4M以上のトランザクションを実現しました。

zkSync v2は、EVM互換とコンポーザビリティを維持した汎用スマートコントラクト用のZKロールアップです。テストネットには現在、DeFi、NFT、ゲーム、DAO、取引所、オンランプ、ウォレット、デベロッパーツール、データ分析などのプロジェクトから150件以上の参加登録があります。

詳しくはzkSyncの各コンテンツに参加してご確認ください:

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