ステーブル資産H2OがOcean Marketに登場
OCEANのステーブル資産H2Oを活用してデータを売買しましょう
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ステーブル資産であるH2OがOcean Marketのベーストークンとして使用できるようになりました。H2Oとは何か、Oceanエコシステムにどのような利益をもたらすのかについて掘り下げてみましょう。
Ocean Marketとは?
Ocean Marketは分散型のデータマーケットで、Ocean Protocolの最新のプライバシー保護アプローチであるCompute-to-Dataを通じて、パブリッシャーが保有するデータやアルゴリズムのマネタイズを可能にします。
Ocean Marketでは、データトークンを介してデータ、アルゴリズム、コンピュートサービスにアクセスでき、有望なデータ資産にveOCEANを提供するステーカーに対してもマネタイズの機会を提供します。
Ocean MarketとOcean Protocolのバックエンドでの取引ごとに手数料が発生し、その一部がコミュニティへ還元されます。コミュニティ手数料の50%はveOCEAN保有者に、残りはOceanDAOの助成金に使われます。
H2Oとは?
H2Oは、Web3のデータエコシステム全体における事実上の交換媒体となることを目指している、Reflexer LabsによるRAIをベースとしたOCEAN担保の非ペッグ型のステーブル資産です。RAIと同様、H2Oは分散型、パーミッションレスで、ガバナンスを最小限に抑えます。
H2Oのノンペグステーブル資産は、RAIのフレンドリーフォークです。RAIが担保資産としてETHを使用するのに対し、H2OはOCEANを使用します。従来のステーブル資産は、1ドルなどの価格にペッグされているのに対し、RAI(とH2O)は自由に変動するが、通常、ある価格の近辺に落ち着きます。H2Oの場合〜1.60ドルです。
H2Oは、(a)H2O dapp経由でOCEANをロックしてH2Oをミントするか、(b)Uniswap H2O-WETHプールなどの取引所で購入することで入手できます。
Ocean MarketでH2Oはどのように使われるのか?
Ocean Marketにおける「ベーストークン」とは、データの売買の価格付けやデータ資産へのステーキングに使用できるトークンのことです。
今回の統合以前は、Ocean Marketのベーストークンとして利用できるのはOCEANのみでしたが、今回のアップデート/統合によって、Ocean MarketはベーストークンとしてH2Oを追加しました。データ資産を公開する際、公開者はOCEANとH2Oのどちらを使用するか選択できます。
どのような利点があるのでしょうか?
H2OはOCEANよりもはるかに変動が小さいので、Ocean Marketにおけるデータの外的要因における価格変動を緩和する効果があります。
データの売り手は、より予測可能な収益を得ることが可能になり、OCEANの価格に左右されることはなくなります。
データの買い手は、購入コストをより予測しやすくなり、コストにおいてOCEANの価格に左右されることはなくなります。
まとめ
OCEANのステーブル資産H2Oが、Ocean Marketで利用可能になりました。これは、データ価格の安定性の向上を意味します。データの売り手はより予測可能な収益を得ることができ、買い手はより予測可能なコストによる購入が可能になるのです。
Ocean Protocolのバックエンドコンポーネントは、OCEANやH2Oだけでなく、あらゆるトークンをベーストークンとして使用することが可能です。OCEANやH2Oの使用を明示的にサポートしているのはフロントエンドであるOcean Marketのみです。
Oceanを利用したサードパーティマーケットプレイス(Ocean Marketのフォークなど)の構築者は、自分のマーケットに他のトークンを容易に選択することができます。例えば、彼ら自身のトークン、WETH、DAIなどです。