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データ・マネタイズユニオンSwashについて


データ・マネタイズユニオンSwashについて

Webの閲覧データから収益を得る

著:Ocean Protocol Japan

今回は、Webの閲覧データをマネタイズ可能にするプロジェクトSwashを紹介します。

Ocean Protocolが、「あなたのデータの価値はあなたがコントロールするべきです」とか「データは収益化できます」と言っても個人レベルではピンときませんよね。そもそも、自身のデータをどのように集約し、カテゴライズし、出荷できる状態にするのか、どんなデータが求められているのかすらわかりませんし、実際に個人が生活する上で発生するデータを全て集めてデータマーケットに出品したとしてもその労力以上の収益は得られないでしょう。

しかし、小さなデータも一定規模以上で集約できれば一つのビッグデータとして活用可能になります。

それを実現するのがSwashのソリューションです。Swashは、Webの閲覧データの集約から支払いまでを行うWebブラウザ拡張機能であり、分散型テクノロジーを使用して構築されています。また、Swashは、Streamrというブロックチェーンプロジェクトのスタック上に構築されており、そのコインであるDATAを使用しています。

Swashでは、個人が集まり協同組合(ユニオン)となって個人のデータを集約し、全体のデータを一つのものとして出荷します。その集約データはデータマーケットで販売され、その収益がユニオン内で分配される仕組みです。収益はDATAコインの形でアカウントに直接振り込まれます。

既に二万人以上のユニオンメンバーが参加しており、収益を生み出しています。現在はまだデータマーケットの規模自体が大きくありませんが、今後、人工知能向けの機械学習データ需要が高まることは明白であり、その市場規模は拡大していくでしょう。

どのようにユニオンメンバー一人一人のデータを集めるのか?

Swashをインストールしたら、何もする必要はありません。Swashがその後の全てのプロセスを行います。あなたの使用するブラウザの閲覧データをバックグラウンドで吸い上げ、集約するためインストール後は収益の分配まで特別な作業は必要ないのです。暗号分野に関する特別な知識も設定も必要ありません。強いて言うならDATAコインの振込先となるウォレットの取扱いのみでしょう。

現在、FirefoxChromeChromiumMicrosoft Edge Insider、Brave、UC Browser、Operaなどの主要ブラウザで使用できます。間もなくSafariで利用できるようになり、AndroidiOSへの拡張にも取り組んでいます。

プライバシーはSwashにとって最も重要な価値の1つです

日常的な調べ物や買い物、動画や画像の閲覧データがブラウザから集められますが、もちろん個人を特定するデータや支払いに関するデータ、機密データは一切集められません。Swashは機密データを収集することはなく、個人をターゲットにするための情報源として使用することはできない仕組みとなっています。Swashは、プライバシーとセキュリティの維持に妥協することなく取り組んでいます。この点を裏付けるのはEUにおけるデータ情報保護法であるGDPRの存在です。Swashは、GDPRに準拠した取り組みをおこなっており、これに準拠していない限り組織としてのデータの収益化は不可能なのです。

Swashは、価値の貢献者としてのあなたを最優先します。全てのデータは匿名であり、プライバシーの為にエンドツーエンドで暗号化され、その提供データに応じた価値に対して適切な補償を確実に支払います。

登録後も個人IDとデータの間には何ら関係性が生じることはありません。唯一の識別子は、イーサリアムウォレットアドレスであり、ウォレットアドレスは認証と支払いの目的で使用されます。ご存知の通りウォレットアドレスとあなたを紐づける情報はありませんし、アドレスによって「あなた」を特定することは不可能です。

また、これはデータの購入側にとっても同様で、データの購入はその対価を支払うウォレットアドレスのみで実行されます。つまりデータの購入についてはトランザクション履歴によって確認することはできますが、その購入者が誰であるかを特定することはできません。

Swashに参加しませんか?

Swashチームは、プロジェクトの維持経費とビジネスの前進を目的に利益の30%を受け取ります。残りの70%がSwashユーザーに送られます。

また、Swashメンバーが増えるほどに、データユニオンは巨大化し、それにつれてデータの集約量も拡大して、購入者にとってのデータ資産としての価値が高くなります。つまり、Swashをインストールし、参加した全ての人は、エコシステムの成長につれて、貢献に対してより多くの報酬を受け取り続けることが可能になります。

もし、この概要記事をご覧になって興味をお持ちいただけた場合は以下のリンクからSwashにアクセスしてみてください。

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Ocean Protocolはデータ経済の発展と個人データの個人による主権奪還を目的に今後もSwashをサポートしていきます。

Ocean Protocolについて

Ocean Protocolのミッションは、世界に広がるWeb3データ経済を始動させ、データの所有者に力を取り戻し、人々がデータから価値を獲得して世界をより改善する事です。

データは新しい資産クラスであり、Ocean Protocolはその価値を引き出します。データの所有者と消費者は、Ocean Marketアプリを使用して、安全でプライバシーが守られた方法でデータ資産を公開、発見、消費します。
Oceanのデータトークンは、データをデータ資産に変えます。これにより、クリプトウォレット、取引所、その他のDeFiツールを活用して、データウォレット、データ交換、データ協同組合を実現します。プロジェクトでは、OceanのライブラリやOCEANを独自のアプリで使用し、Web3データエコノミーの推進に貢献しています。

Oceanの「Compute-to-Data」機能は、個人が保有するデータに計算機アクセスを与え、データ所有者の敷地から出ることはありません。これにより、Ocean Marketは、プライバシーを守りながらプライベートデータの収益化を可能にします。

OCEANトークンは、データへのステーク、Ocean Protocolのコミュニティの資金管理、データの売買に使用されます。OCEANトークンの供給は、短期的な成長と長期的な持続性を促進するために時間をかけて分配されます。OCEANは、利用量の増加に応じて増加するように設計されています。
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