LitentryがAutomata Networkと提携:アイデンティティ計算システムにおけるプライバシー保護を強化
Litentryは、アイデンティティ・コンピューテーション・レイヤーにおけるユーザーデータのプライバシー保護の強化に向けて、Automata Networkと提携したことを発表致します。Automata Networkは、Web3エコシステムのdApps向けに、ミドルウェアによるトレーサブルなプライバシーサービスを提供する分散型サービスプロトコルです。
最大限のユーザーデータ保護を提供
ブロックチェーン上でのデジタルインタラクションの増加に伴い、ユーザーは高い信頼性や安全性を求めるようになっています。ユーザーデータの保存と計算の保護には、厳格なプライバシー基準が不可欠となります。Automata Networkとのパートナーシップにより、アイデンティティの生成プロセスにおける潜在的なデータ漏洩を防ぐことができます。
信頼できる実行環境(TEE)
Automataは、Intel SGXをベースにしたセキュアなハードウェアアプローチ(Trusted Execution Environment)により、Litentryで行われるアイデンティティ計算が、悪意のあるアクターの影響を受ける事のない、隔離されたシールド環境で実行されることを保証します。これにより、TEEを介した読み込みデータは、機密性と完全性に関して保護されます。
TEEの実装は、Litentryアイデンティティ・アグリゲーションプロトコルにおいて重要な役割を果たします。Automataチームは、長年にわたりTEEを研究し続けており、分散型の高性能なプライバシー保護システムを実装した経験を有しています。
LitentryはAutomataのコンピュートノードであるGeodeを利用して、アカウントリンカーとアイデンティティアグリゲーションの2つの重要なパレットでユーザーのプライバシーを保護します。アカウントリンカーとアイデンティティ・アグリゲーションの計算プロセスは、Automataの隔離された実行環境で実装され、ユーザーの秘密鍵によってのみ計算結果が復号化されるため、データ漏洩のリスクを排除することができます。ここで重要なのはLitentryやAutomataのノードであっても、そのデータにアクセスできないということです。
Litentry
“イノベーションは積み重ねる傾向があり、分散型デジタル・アイデンティティの世界は、我々の現在の仕事ですでに優先事項となっているプライバシーがLitentryの既存のアーキテクチャにますます織り込まれるようになると、特に強力なものとなるでしょう。”
- Litentry CEO Hanwen Cheng氏
Automata Network
“Automataの技術力は、ブロックチェーンネットワークの計算と管理をコアとして、多くの魅力的な可能性を提供します。プライバシーが標準ベースのデジタル・アイデンティティ・システムの普及を後押しするのはこの領域の発展にとって非常に重要なことです。”
- Automata Network 共同創業者 Deli Gong