『グランサガ:アンリミテッド』2ndテストに向けて
Gran Saga: Unlimited(以下GSU)の責任者ダニエルが、1stテストの反省と2ndテストへの展望について語ります!
METAPIXELでGSUスタジオの責任者を務めているダニエルです。この記事を通じてチームの考えや計画をコミュニティの皆さんと共有していきたいと思います。
念願のコミュニティメンバーとの対面
まず、3/24から3/27まで72時間にわたって行われた1stコミュニティテストに参加してくださったテスターの皆様に、心から感謝申し上げます。
約500名のテスターの皆さん、そして多くのストリーマーの皆さんと過ごした時間は、私たちにとって忘れられない経験となりました。テスト期間中、DiscordやTwitterを通じて、ファンの皆さんやテスターの皆さんと常にコミュニケーションをとり、コミュニティの熱気を実感することができました。
昨年末にMETAPIXELを発表し、GSUを発表した後、特に従来のゲーム市場から多くの懸念と否定的なフィードバックを受けました。
例えば、「GSU」は「グランサガ」にトークンとスワップを加えただけのもので、革新的なゲーム機能はないのではないかという意見などの批判に直面しました。しかし、私たちの挑戦は、こうした意見を受け止めつつ、チームを加速させ、その正しい答えを製品として証明することにありました。
最終的に、1stコミュニティテストを通じて、チームが作り上げたものを世に出すことができたとき、私は本当に深い感動を覚えたのを今でも思い出します。
しかし、より多くのことを紹介することができなかったという点には後悔も感じています。開発当初から、プレイヤーに最高の体験を提供しようという志がありましたが、GSUの開発では、多くのアイデアが生まれるのと同時に、実現できないことも多くありました。
その結果、多くのテスターが期待する水準を満たせたかという点では疑問も残ります。私たちは、皆様から寄せられた全てのフィードバックに目を通し、皆様がGSUに寄せる愛情や関心の高さを心から感じました。今、私たちは、この恩返しをどうすればいいのか思案を巡らせています。
こうした1stテストの悔しさをバネに、次回に向けてより良いゲームを作ることで、皆さんの応援に応えたいと思います。
テスターの皆様、本当にありがとうございました!
2ndコミュニティテストについて
GSUの2ndコミュニティテストでは、私たちが考える「Web3ゲーム」のあり方について実証していきたいと考えています。
そして、以下のような機能を体験していただけます。
Proof of Play
テスターは、METAPIXELの技術チームが開発した「Hash Dice」を使用して、ゲームプレイ中にテスト版のProof of Playを体験することができます。エクスプローラー(EtherscanやAptos Explorerに似たもの)を通じて、テスターはゲーム内で入手したエピック・ユニークグレードのアイテムのドロップ情報を確認することが可能です。
このように、重要なユーザーデータに関する処理方法を、既存のブラックボックスから目に見えるものに変えていくことが、私たちの目指す方向性の一つです。ゲームサーバー内にどれだけの価値のあるアイテムが存在し、どれだけの新しいアイテムが入手されているかを明らかにすることは、私たちが目指す健全な経済を作る上で重要な要素となります。
全てのゲーム内アイテムがこの「PoP」の概念でドロップしたり入手できるわけではありませんが、より多くのアイテムに実装してプレイヤーに届けられるよう、今後も開発を進めていきます。
SBTとコミュニティの拡大
チームは現在、Aptos上で動作するSBT (Soul Bound Token: 本人に紐づいたNFT)を開発しています。
特定のSBTを保有するプレイヤーは、ゲーム内で特別なタイトルを獲得できます。また、コミュニティプレイに関連するゲーム内の特別な機能をアンロックすることができ、より楽しいゲーム体験も実現できるようになります。
2ndコミュニティテスト終了後も、SBTを活用した様々な機能やコンテンツを実装し、SBTの最新情報をプレイヤーの皆様と共有していきます。
テスター枠の増加
ゲームにおけるマクロ経済の安定は、十分な数の参加者がいて初めて実現可能になります。
1stコミュニティテストでテスターが体験できたゲーム内取引市場は、より多くのプレイヤーが参加することで、より活発で便利なものとなり、その先でゲームアイテムの価格を安定させることにつながります。需要と供給が増えれば、経済的な要素が急速に循環すると共に、安定した活発な経済システムを形成することになります。
そのため、次回のテストでは、プレイヤー主導の経済システムがどのようなものになるのかについてもチームは強い関心を持っています。
クランシステム
2ndテストから、ゲーム内にクランを作ることができるようになります。クランメンバーは自分のキャラクターにクランタグを表示することができ、他のメンバーと協力して大規模なフィールドバトルを実行できるようになる予定です。
これまでにも多くの方からご質問をいただきましたが、実際のクランのサイズ上限は十分なテストを経るまで未定ですが、クランメンバーがレイドやPvPだけでなく、より多くのことができるサイズを考えています。
クランシステムのテストと改良を続けながら、より強力なコミュニティを作り、プレイヤーにゲーム内での力、誇りや仲間意識を共有できるような形で発展させていく予定です。
その他
プレイガイド
マップ、ミニマップ、クエストマーカー、位置情報の共有など、プレイヤーが必要とする情報をより直感的に提供できるよう、インターフェースの改善や機能開発を行います。
ダンジョン
より難易度が高く、レアな報酬が得られるダンジョンを追加します。1stテストでも多くのプレイヤーがダンジョンに挑むことを楽しんでいることを確認しましたが、より協力が必要な難易度の高いダンジョンを追加しています。
ゲーム内バランス
プレイヤー主導の経済に大きな影響を与える「クラスパワーバランス」「アイテムバランス」「ドロップバランス」は、最初のテストよりも細かく調整される予定です。
エモート
エモート機能をより便利で直感的に使えるようにすることで、より自由に自分を表現し、他のプレイヤーとの絆を素早く深めることができるようにしていきます。
その他の改善も
テスト期間中にお寄せいただいた不具合報告や、アンケートでいただいたご意見をもとに、ここに書ききれないほどの改善を行い、2ndテストはより楽しい体験になるようにお約束します。
それではまた、ラグナディアでお会いしましょう!
METAPIXELとGSUに関心と愛情を注いでくださったコミュニティの皆さまに感謝するとともに、2ndテストで再び皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
ありがとうございました!
2ndテストの参加登録はこちらから: https://metapixel.io/