Connext パブリックローンチまでの道のり
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約2週間前の11月22日、Connext LabsチームはConnextのAmarokアップグレードをmainnetにデプロイしました。
このアップグレードは、チェーンとロールアップ間の安全な通信を可能にする、真に信頼を最小限にした、相互運用性プロトコルを構築するためのこれまでの研究開発の集大成となるものです。
Connextは現在、クローズド・ベータ版として稼動しています。プロトコルは非常に限られた流動性で展開され、チームはパブリックローンチに先立って最終ステップに取り組んでいます。
メインネットテストと負荷テスト
昨年のNXTP(Connextの前バージョン)のローンチから学んだ大きな教訓は、ローンチ前に本番同様の環境で分散型インフラを大規模にテストすることが絶対に重要であるということです。
これは、私たち自身のプロトコルのテストだけでなく、RPC、サブグラフ、その他のサポートするインフラストラクチャなどの依存関係が、多くのユーザが一度にシステムを使用したときに持ちこたえられるかどうかも含めてです。
プロトコルの負荷テストは完了しました。テストを通して、ネットワークは安定を続けており、期待以上のパフォーマンスが見られています。
ドキュメンテーションとインターフェースの更新
Amarokのアップグレードによって、開発者とサポート・インターフェースの両方がConnextとやり取りする方法が大幅に変更されました。
この2週間、私たちはコミュニティメンバーやクロスチェーン開発者からのフィードバックをもとに、Connext上で構築するためのドキュメントの改良を繰り返してきました。また、流動性供給などの新しいユーザーフローに対応したインターフェースの設計にも取り組んでいます。
フィードバックの収集とは別で、EthIndia の一部として「開発者がドキュメントを使用して Connext 上でどれだけ効率的にプロジェクトを作成できるか」を測定する目標を設定していました。
このテストでは、私たちが想定していたよりも良い結果を出すことができました。
ハッカソン期間中、26チームがConnextの上に構築することに成功し、xcallsに関するドキュメントから生じた疑問はごくわずかでした。これは、私たちのネットワークとそのコンテンツが、開発者が独立して構築できるj基準に達したことを示すものです。
ウォッチャーの実装と緊急対応
ユーザー資金とデータセキュリティの確保は、私たちの組織とネットワークにおける最優先事項です。この哲学は、ウォッチャーの使用を通じて、私たちのネットワーク設計に反映されています。
ウォッチャーはオフチェーンエージェントで、ネットワークを継続的に監視し、ConnextのハッキングやConnextが依存する標準ロールアップ/チェーンが侵害された場合の緊急サーキットブレーカーとして機能します。ウォッチャーは、悪意のある活動や予期せぬ行動を発見した場合、特定のドメインからネットワークの残りの部分への接続を一時停止し、そのドメインとの間のすべてのトランザクションを停止させます。
チームはすでに、ネットワーク上のメインネット通信を監視するウォッチャー実装の開発に着手しています。開発後は、ハッキングが発生した場合に、テストネットとメインネットでウォッチャーや他のネットワークがどのように対応するかをテストするシミュレーションを実施する予定です。
ネットワークは当初、ホワイトリストに登録された少数のウォッチャーからスタートしますが、目標としては「全てのConnextルーターがウォッチャーとして機能するモデルを目指すこと」にあります。
流動性ブートストラップ計画およびロールアウト
Amarokのアップグレードは、Connextにパッシブな流動性供給を導入します。つまり、既存のルーターをレガシーネットワークから新しいネットワークに移行させることに加え、アップグレードに伴う流動性のブートストラップ計画を構築する必要があります。
チームはすでに、LPにとって有利になると思われる手数料やインセンティブのモデルを構築中です。これが完了したら、ユーザーとルーターがネットワークに資金を投入できるように、流動性ブートストラップフェーズを開始する予定となっています。
今後の予定
チームは、Amarokのアップグレードをできるだけ早くライブにするために懸命に働いています。
新しいアーキテクチャのオンチェーンおよびオフチェーンの全てのピースが配置され、選ばれたコミュニティメンバーによってテストされると、その後、待望の一般公開となります。この一連の流れはそれほど遠くない将来にやってきます。
Next Waveの到来を、お楽しみに!