IntegriteeとKaruraのクロスチェーン統合が完了: TEERがKaruraで稼動開始
2022年7月21日 — IntegriteeとKaruraのXCM(クロスコンセンサスメッセージング)統合が完了しました。TEERは現在Karura上にあり、ごく近い将来KaruraSwap上で稼働する予定です。
この統合によって、1つのパラチェーンから他のパラチェーンへの互換性のあるトークンの移動が拡大し、ユーザーはKaruraのパラチェーンでTEERを保有-交換できるようになります。
この実装は、Kusamaエコシステム内の異なるパラチェーン間の相互作用を促進する重要なステップとなるものです。初期段階では資産の移動に焦点を当てていますが、その目標はハイブリッドDAppの展開や信頼できるオラクル、aUSDステーブルコインの使用など、より強力な接続を可能にすることです。
KaruraSwapは、アップグレード可能なランタイムモジュールとして実装、展開される自動マーケットメーカー(AMM)スタイルのDEXプロトコルです。これにより、TEERによる取引ペアを開始し、ネイティブなTEERを他のネイティブなSubstrateトークンとの交換が可能になります。
これは、今後登場する数多くのコラボレーションの最初のものとなります。今後、Karuraは、IntegriteeのユニークなソリューションとKaruraの強力なDeFiエコシステムの組み合わせの利点を活用していく予定です。
KaruraとAcalaについて
Acalaは、aUSDエコシステムを支えるDeFiネットワークです。コア製品であるAcala USD(aUSD)は、分散型、マルチ担保、暗号担保のステーブルコインで、Polkadotエコシステムのネイティブ・ステーブルコインとして機能します。AcalaのEthereum互換ブロックチェーンには、アプリケーション開発者が活用できるDeFiプロトコルが組み込まれており、トラストレスステーキングデリバティブ(リキッドDOT — LDOT)、分散型取引所、Ethereumと完全互換の開発環境とSubstrateとの完全互換性を備えたハイブリッドEVMのEVM+などが存在します。Karuraは、Kusamaエコシステムに対応するAcalaの姉妹パラチェーンであり、Acalaと同じコードベースを共有しています。詳細はこちらをご覧ください。