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zkSync 2.0の100日後のメインネットローンチに向けロードマップを公開


zkSync 2.0の100日後のメインネットローンチに向けロードマップを公開

Matter Labs

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開発チーム、エコシステムパートナー、コミュニティの皆さんのこれまでの忍耐とサポートに感謝します。

全ては、「個人主権をもたらす暗号技術の大量導入の促進」というミッションから始まりました。プロジェクトの価値観や原則を理解することは重要であり、個々に関わる皆さんと共有したいと思います。

zkSyncが大切にするもの:

  • イーサリアムの倫理観
  • トラストレスなセキュリティの価値
  • 分散化 — テクノロジーと開発組織の両方にとって
  • エコシステムパートナーに選択肢を与えることの重要性
  • 完全なオープンソースであることが生む力
  • 真にコミュニティ所有であることへのコミットメント
  • セキュリティや非中央集権性を損なうことのないスケーリング

これらの価値観を行動で表すだけでなく、開発者の声に耳を傾け、開発者による開発者のためのソリューションの構築に全力を尽くしています。私たちの目標は、人々の生活をより便利なものにする、最も強力で、信頼できる、互換性のあるソリューションの提供にあります。

以下がzkSync 2.0の特徴です:

  • zkSyncは、EVMとweb3互換です
  • SolidityとVyperをサポート:セキュリティの再監査は不要です
  • 移植が容易:99%のツールをすぐに稼働させられます
  • Ethereumの完全なセキュリティを継承できます
  • 1秒あたりのトランザクション数が増え、ガスコストが低減されます
  • zkSync 2.0の構築には誰もが関与することができます

また、zkSync 3.0はおそらく想像されているより早く登場します。

今後の活動として、以下のことを約束します:

  • ロードマップを随時公開していきます
  • ロードマップを更新するたびに、創業者(CEO)、チーフ・プロダクト・オフィサー、エンジニアリング部門の責任者が参加するAMAセッションを開催します
  • マイルストーンでは、詳細かつ具体的な説明を行います
  • メインネットのローンチなど、重要なマイルストーンについてはリリース日をお知らせしていきます
  • さらに先のマイルストーンについては、長期的なタイムラインに関する評価を常に掲載し、関係者による適切な判断を可能にします
  • メインネットに向けた大幅な変更はないはずですが、もしそのような状況があれば、事前に詳細を説明し、開発者フレンドリーなタイムラインを計画し、提供します

zkSync パブリックロードマップ

2022 年のロードマップのマイルストーンは以下の通りです:

[2022 年 2 月] THE BEGINNING — 今年の初めに、zkSync 2.0を公開テストネットで開始しました。このステージで、テストネットに本番アーキテクチャの一部を実装するプロセスを開始しました。

[2022年5月] zkEVMアーキテクチャのアップグレード — テストネットでの運用を経て、多くの新しいことを学び、zkEVMに大きな改良を加えることになりました。

アーキテクチャの改造 — VM アーキテクチャに重要な変更を加え、本番システムの将来性を確保するための強力な基盤を作りました。

アカウントの抽象化 — EVM のデフォルトの動作に対する重要な強化です。zkSync 2.0の大きな進歩の1つは、アカウント抽象化の概念であり、これはトークンを保持するオブジェク ト(アカウント)と、トークンの移動を許可されたオブジェクト(署名者)を切り離すことを意味します。これによって、開発者はアカウントを独自のロジックを持つスマートコントラクトに変更可能になります。

将来にむけた機能サポート — アカウントの抽象化だけでなく、より良いパフォーマンス、セキュリティ、レイヤー3のサポートに移行するための準備が整いました。

[2022年7月] 互換性の向上 — 主な目標の1つは、開発者がzkSyncに簡単に移植できるようにすることです。開発者コミュニティが様々なバージョンのツールを使用していることを考え、zkSync 2.0の使用のためにアップグレードする必要がないように、古いバージョンのツールのサポートにメジャーアップグレードを含めました。

Solidityのサポート — Solidity 0.4.11 以降をサポート
Vyperサポート — Vyper 0.3.3をサポート

[2022年夏] DYNAMIC FEES — 開発者は使用した分だけを支払うべきであり、正確な方法で料金が請求されるように、料金モデリングシステムのメジャーアップグレードを行います。

ダイナミック料金モデルの導入 — 正確な使用量に応じた料金を保証

[2022年初秋] PROOF MERGING — EVMスマートコントラクトのZKプルーフを本番環境にて実現。以前から開発環境で完全に機能する回路を持っていましたが、このマイルストーンによって、テストネットを介して誰でもZK Proverを体験できるようになります。

ZK Proverのマージ — プルーバーとウィットネス・ジェネレーターをライブブロック生産システムに統合
テスト — 証明性能と検証のための重要なテスト

[ 2022年10月 ] プロジェクトの登録 — エンジニアリングが既存のマイルストーンを完了した段階で、登録を開始し、エコシステムパートナーとの連携とオンボーディングの準備を始めます。

登録 — メインネットでローンチするための登録が可能に

[2022年11月] BABY ALPHA — 本番システムが正しく動作し、期待通りのパフォーマンスを発揮することを確認するためのリアルマネー・ストレステストを実施し、初期段階では外部プロジェクトなしでメインネットにローンチします。

三者監査 — 監査人によるセキュリティ監査
開発者リレーション — 開発者リレーションチームの事前準備
技術文書 — 技術文書の最終レビューと掲載
FAQ — zkSync 2.0 FAQの最終レビューと掲載
チュートリアルとサンプル — 開発者がzkSync 2.0に簡単に参加できるようにするためのチュートリアルとサンプルの最終レビューと掲載

[2022年第4四半期] FAIR LAUNCH ALPHA — テストの完了後、フェアローンチのオンボーディングプロセスを実行します。エコシステムパートナー各プロジェクトに平等かつ高品質の体験をしてもらいたいと考えており、オンボーディングのたびにシステム、プロセス、サポートを向上させたいと考えています。現段階では、ユーザーアクセスは制限されています。

エコシステム — プロジェクトがデプロイ可能に
ブロックエクスプローラ — アップグレードされたブロックエクスプローラによって、UXの向上、パフォーマンスの最適化、デバッガツールなどの追加機能を提供
ブリッジング — テスト用に制限
バグバウンティ — Immunefiのオープンなバグバウンティプログラムを実施オープンソース — Circuitsはまだオープンソースではない可能性がありますが、このプロセスに向けて取り組む予定

[ 2022年末まで ] FULL ALPHA — zkSync 2.0 Alphaを公開。
zkSync 2.0は、この段階で全てのプロジェクトとユーザーが利用できるようになります。

オープンソース — zkSync 2.0を完全にオープンソース
Prover — パフォーマンスのアップグレードと改善
ブリッジング — ブリッジングの拡張とブリッジングパートナーの発表
開発者サポート — 開発者からのフィードバックに基づき、ドキュメント、チュートリアル、サンプルを改善および追加
ボーナス — zkSync 3.0 アップデート

日本の開発者のみなさんもzkSync 2.0 テストネットに参加し、メインネットへのロードマップにご参加ください!


zkSync Protocolについて

zkSyncは、ZKロールアップを採用し、最新のシンプルなゼロ知識証明を活用することで、基盤となるブロックチェーンのセキュリティ特性を保持するレイヤー2スケーリングソリューションです。

zkSync v1は、2020年7月からイーサリアムのメインネットでライブ配信されている決済用のZKロールアップであり、多くのプロトコルやウォレット、dappsに採用され、4M以上のトランザクションを実現しました。

zkSync v2は、EVM互換とコンポーザビリティを維持した汎用スマートコントラクト用のZKロールアップです。テストネットには現在、DeFi、NFT、ゲーム、DAO、取引所、オンランプ、ウォレット、デベロッパーツール、データ分析などのプロジェクトから150件以上の参加登録があります。

詳しくはzkSyncの各コンテンツに参加してご確認ください:

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