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The GraphのホスティングサービスがCosmosを統合


The GraphのホスティングサービスがCosmosを統合

The Graph Foundation

The Graphエコシステムは、様々なブロックチェーンにまたがるアプリケーションを構築するWeb3開発者を歓迎しています。

Graph Day 2022で述べられたように、The Graphのホスティングサービスは、35番目のチェーンと3番目の非EVMネットワークのベータ統合を完了しました。それはCosmos Hubです。コアDevチームのFigmentが主導したこの実装は、CosmosエコシステムへのThe Graphの拡張と、今後のさらなる実装への道を開くものです。CosmosエコシステムにおけるOsmosisゾーンのベータ版サポートも既に進行中となっています。

Cosmos Hubのベータ統合は2021年に始まり、現在ではThe GraphのホスティングサービスによるCosmos Hubのデータのインデックスを可能にしています。Cosmos Hubブロックチェーンに記録されたデータへの迅速なアクセスか可能になることによって、Cosmos Hub上でのアプリケーションの構築することが飛躍的に容易になりました。この統合は、The GraphとCosmosエコシステム間の相互運用性を促進し、Cosmos Hub上で構築されたdapp開発者がサブグラフを使用してオンチェーンデータをクエリできるようにすることで、マルチチェーンの未来を創造する最新のマイルストーンとなります。

Cosmos Hubの開発者にとってこの統合が持つ意味

web3の成長とともに、開発者とユーザーは様々なチェーンにおけるコミュニティとユースケースを構築しつづけています。開発者は、GraphQLとサブグラフを活用することによってCosmos Hubのデータへのクエリが容易になります。これによって、開発者はインデックス作成のインフラを必要とせず、またweb2プラットフォームに見られる高価で非効率なデータインデックス作成サービスに頼ることなく、ブロックチェーンデータにアクセスすることが可能になります。

独自のサブグラフ、またはオープンAPIを構築することで、dapp開発者は、独自の条件でインデックスを作成するデータの種類を選択できるようになります。また、開発者は、あらゆるタイプのアプリケーションをパーミッションセスで起動し、データを高速にフロントエンドに取り込むことができます。Cosmosサブグラフの作成、ビルド、デプロイ、クエリに関するドキュメントはこちらをご覧ください。また、Cosmosサブグラフに関するヘルプが必要な場合は、The Graph Discordからお問合せください。

Graph Hack 2022では、開発者がこの統合によって実現されるCosmosエコシステムのイノベーションをすでに実証しています。The Graphエコシステムのコア開発者であるStreamingFastは、 Firehose for Cosmos Hubの実装に成功し、Cosmos Hubサブグラフのインデックス作成の機能性を向上させました。Graph HackのチームはFirehoseの実装を利用してJuno CosmWasmを構築し、Junoのデータをsubstreamsに取り込む方法を作成しています。これは、最近StreamingFastが導入した高速インデックス性能のための実装となるものです。

ブロックチェーンの未来を支えるThe Graph

The Interchain GMBHのCosmos Hub LeadであるBilly Rennekamp氏は、この統合の価値について次のように説明しています。
「The Graphは、web3のエコシステムにおいて重要なプロトコルであり、高速で信頼性の高いデータのインデックス作成とクエリプロトコルを担っています。The GraphとCosmosエコシステムの統合は、マルチチェーンの未来に貢献し、The Graphと繁栄するCosmosエコシステム間の相互運用を可能にします。私たちは、web3の未来はマルチチェーンであるという共通の信念を持っています。The GraphをCosmosに導入することで、IBC対応のネットワークが簡単にインデックス化され、開発者が独自のインフラを管理することなくブロックチェーンデータにアクセスできるようになります。」

Cosmos Hubの統合は、ブロックチェーンエコシステムにとって重要な開発であり、CosmosエコシステムのIgniteフレームワークで構築されたチェーンの迅速な統合を可能にします。パブリックインフラを活用できるようにすることで、より多くの開発者や個人が、コミュニティを支える基盤システムに参加し、協力して利用することができるようになります。

The Graphコミュニティは、Web3のイノベーションのペースを加速することを常に求めており、同時に、世界中のすべての知識と情報を分散型方法で整理して提供し、開発者が完全分散型スタック上で迅速に構築できるようにするというミッションを継続しています。

Cosmosエコシステムについて

Cosmosは、スケーラビリティ、ユーザビリティ、相互運用性を向上させることを目的としたブロックチェーンネットワークです。Cosmosは、あらゆるプロジェクトに使用される無料のPoSベースのコンセンサスアルゴリズムであるTendermint BFTを採用しています。ブロックチェーンのネットワークを構築するためにCosmosSDKとTendermint SDKを提供し、パブリックまたはプライベートブロックチェーンを開発するための包括的なツールを提供しています。また、ブロックチェーン間通信インターフェース(IBCI)を搭載し、ブロックチェーン間でトークンやデータをシームレスに転送することも可能です。IBCIは、任意のステートマシン間で任意のデータの通信を可能にする相互運用性プロトコルです。Cosmos hubは「ゾーン」と呼ばれるCosmosネットワーク内で生成される自律的なブロックチェーン間ブリッジの役割を果たすように設計されており、ネットワークのゾーンの状態を把握することで、ゾーン間の相互運用を可能にします。


The Graphについて

The Graphは、分散型Webのインデックス及びクエリレイヤーです。開発者はサブグラフと呼ばれるOpen APIを構築・公開し、アプリケーションはGraphQLを使ってクエリを実行することができます。The Graphは現在、Ethereum, NEAR, Arbitrum, Optimism, Polygon, Avalanche, Celo, Fantom, Moonbeam, IPFS, PoAなど32種類のネットワークからのデータのインデクシングをサポートしており、今後多くのネットワークをサポート予定です。現在までに38,000以上のサブグラフが、28,000人以上の開発者が、Uniswap、Synthetix、Zora、KnownOrigin、Art Blocks、Gnosis、Balancer、Livepeer、DAOstack、AAVE、 Audius、Decentralandなどのアプリケーション用に構築を続けています。

グラフネットワークの開発者向けサービスは2021年7月に開始され、それ以来、232以上のサブグラフがネットワークに移行し、既に161以上のインデックスがサブグラフのクエリを提供し、8,600以上のデリゲーター、2,300以上のキュレーターが参加しています。現在までに300万GRT以上がシグナルされ、1サブグラフあたり平均1万5千GRTがシグナルされています。

アプリケーションやWeb3アプリケーションを構築している開発者であれば、ブロックチェーンからのデータのインデックス作成やクエリにサブグラフを利用することができます。The Graphによって、アプリケーションは効率的かつパフォーマンスよくUIにデータを表示することができ、他の開発者もあなたのサブグラフを使用することが可能です。Subgraph Studioを使ってネットワークにサブグラフをデプロイしたり、Graph Explorerにある既存のサブグラフをクエリしたりすることができます。

The Graphは、あなたがインデクサーキュレーターデリゲーターとしてメインネットに参加することを歓迎します。また、The Graphの各コンテンツをフォローすることで、The Graphのコミュニティーに参加することができます。The Graphの開発者やコミュニティのメンバーは、いつでもあなたとのチャットを歓迎しています。The Graphのエコシステムでは、開発者同士のコミュニティが広がっており、お互いにサポートし合って運営されています。

The Graph Foundationは、グラフネットワークを統括しており、Technical Councilによって統括されています。Edge & NodeStreamingFastFigmentSemioticThe Guildは、The Graphエコシステム内でコア開発を担う組織として機能しています。

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