Ocean ProtocolがDimitraと提携:データ共有と収益化を世界1億人の小規模農家に提供
Ocean ProtocolがDimitraと提携:データ共有と収益化を世界1億人の小規模農家に提供
Ocean Protocol
AIとビジネスイノベーションに向けてデータの解放に取り組んでいる分散型データ交換プロトコルOcean Protocolは、世界中の農家に生産性の向上を実現するための技術を提供する農業技術企業Dimitraと戦略的パートナーシップを締結しました。
Dimitraの農業ソフトウェアプラットフォームは、先進技術を活用して農家に実用的なデータを提供し、2025年末までに1億人の農家への技術導入を目標としています。今回の提携の目的は、農業エコシステムの成長を促進するために、洞察に満ちたデータの重要なニーズに対応し、運用と財務の問題を軽減し、適切で価値のあるデータ駆動型の情報を世界中の農家に提供することです。
提携の一環として、Ocean ProtocolのWeb3機能が採用され、世界中の農家によるデータ共有と収益化を可能にしていきます。両プロジェクトは、DimitraのエコシステムメンバーにOcean Marketを紹介し、オンボーディングを実行することでこの実現に向けた取り組みを開始します。Ocean Marketは、データの安全な共有と収益化のための、プライバシー保護に準拠した分散型データマーケットプレイスです。Ocean Marketでデータを公開、キュレーション、販売することで、各農家は収益にプラスアルファを発生させることができる上、農業エコシステムの観点からは、産業全体の研究に使用できる重要な農業データとして利用し、また、そのデータセットの交換によって利益を得ることが可能になります。
Dimitraの目標は、世界的な食糧安全保障の強化と生産性の向上を実現するために、世界中の農家の手に技術を届けることです。Dimitraのソフトウェアプラットフォームにより、農業活動を記録し、それを基にしたレポートや推奨される改善事項を受け取ることができるようになり、収量の増加、コストとリスクの軽減のために、十分な情報に基づいた意思決定を行うことができるようになります。2021年現在、Dimitraは、AgTechイノベーションを推進し、Dimitraエコシステムへの参加を促進するために世界中の発展途上国への運営補助金を確保することを追加目標としています。
Ocean Protocolの共同設立者Bruce Pon氏は、今回のコラボレーションについて次のように語っています。「実用的なデータは、現在の農法にとって画期的なものになるでしょう。Ocean Protocolは、Dimitraと協力してOcean Marketの導入を拡大し、世界の農業経済の成長と食糧安全保障の確保に大きく貢献していきます。」
また、DimitraのCEOであるJon Traskは、こう付け加えます。「Dimitraのエコシステムの農家と協同組合は、土壌の状態、作物の状態、動物の健康状態、種子の性能、フードチェーン全体に関する貴重なデータを大量に生産しています。このパートナーシップは、Dimitraエコシステムの農家に、彼らのデータの収益化による二次的な収入源を提供し、作物の収量を増やし、コストを削減し、彼らの農場のリスクを軽減するための農業デジタル化の価値を補強することにつながっていくでしょう。」
Dimitraについて
Dimitraのミッションは、世界の何百万もの小規模農家の手にテクノロジーによる革新を届けることです。これにより、食の安全性と生産性を向上させ、農民の生活を改善し、世界的な食に関する安全保障を実現することを目指しています。
Dimitraの目標は、今後4年間でAgTechプラットフォームを小規模農家のユーザー1億人に拡大することです。2021年には、さらに2つの目標を掲げています。1つはAgTechイノベーションの推進、もう1つはDimitraエコシステムへの参加を可能にするため、世界中の途上国への運営補助金を確保することです。
Ocean Protocolについて
Ocean Protocolのミッションは、世界に広がるWeb3データエコノミーを始動させ、データの所有者にその所有権を取り戻し、人々がデータから本来得るべき価値を獲得してより良い世界を築き上げていく事です。
データは新たな資産クラスであり、Ocean Protocolはその価値を引き出します。データの所有者と消費者は、Ocean Marketアプリを使用して、安全でプライバシーが守られた方法でデータ資産を公開、発見、消費できるようになります。
Oceanのデータトークンは、データをデータ資産に変えます。これによりウォレットや取引所、その他のDeFiツールを活用して、データウォレット、データ交換、データ協同組合を実現します。プロジェクトは、OceanライブラリやOCEANを自分のアプリで使用し、Web3データエコノミーの推進に貢献していきます。
Oceanトークンは、データへのステーク、Ocean Protocolのコミュニティへのステーク、データの売買に使用されます。Oceanトークンの供給は、短期的な成長と長期的な持続性を促進するために時間をかけて分配され、利用量の増加に応じて増加するように設計されています。
詳しくはoceanprotocol.comをご覧ください。
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