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大盛況に感謝!Bit.Country日本コミュニティAMAの議事録


大盛況に感謝!Bit.Country日本コミュニティAMAの議事録

Bit.Country Japan

こちらは2022年4月2日に開催されたテキストAMAの概要です。進行はBit.Countryの初期投資家兼ボランティア貢献者であるTekshi_TGALが担当し、Bit.CountryチームのChrisを招いて開催されました。

Takeshi:それでは開始します!前半は、コミュニティから寄せられた10の事前質問を掲載し、Chris氏が回答してく流れです。後半は自由質問となります。まずは自己紹介をChrisさんよろしくお願いいたします!
 
Chris:こんにちは!

Bit.Countryでコミュニティ・サポート責任者を務めているChristian Carmonaです。私は2016年からブロックチェーン領域に飛び込み、2020年のパンデミック直後から暗号分野でフルコミットするようになりました。それ以来、私は寝食全てを暗号分野に捧げて生活しており、この領域で起こっている、全ての最新情報をインプット・アウトプットできるように心がけています。

本日はよろしくお願いいたします。

Takeshi:Bit.countryとmetaverse.networkの関係性やそれぞれの役割を教えてください。
 
Chris:Bit.Countryは、ビジュアルアプリケーションに重点を置いており、バーチャルワールドのフレームワークAPIを提供しています。

一方、Metaverse.Networkはブロックチェーン・インフラストラクチャを構築しています。これは、様々なプロトコルや分散型アプリケーションを展開できるようにするためのものであり、「ゲーム内」経済を全てのユーザーにとって完全に追跡可能で透明性のあるものにすることが可能になります。

この2つを接続することで、メタバースにいる間に起こる重要なアクションがブロックチェーンに完全に記録されるようになるのです。

Takeshi:Bit.countryは独自のチェーンに対応しているのでしょうか?他のチェーンとの互換性についても教えてください。また、メタバース内で他チェーンのNFTを飾ったり利用したりすることは可能になりますか?
 
Chris:現時点で、Bit.CountryはBit.Country PioneerブロックチェーンをKusamaのパラチェーンとしてのローンチを完了し、その後、Bit.Country ContinuumブロックチェーンをPolkadotパラチェーンとしてのローンチを予定しています。

Polkadotエコシステムの特徴は、相互運用性を持つように設計されていることです。ローンチ時には相互運用性はまだありませんが、今後予定されているXCMパレットの統合により、Bit.Countryエコシステム内の各パラチェーンのネイティブ資産にアクセスし、使用することが可能となります。

Takeshi:プロジェクトが進行していくにつれて、言語の壁が生じてくると思います。英語しか表示されない場合、これに抵抗がある層に浸透させて使用してもらう為に、なにか対応は考えていますか?

Chris:Bit.Countryは、コミュニティを第一に考えて構築を進めています。もちろん、私たちは言語の壁を認識しています。

情報を適切に共有し、可能であれば地球上のすべてのインターネットユーザーに届けるために、メタバースエバンジェリストとBit.Countryアンバサダーを活用して翻訳を行い、異なる言語でのイベントを開催し、それぞれのコミュニティが利便性を高めるための必要なコンテンツを作成していくことに報います。

Takeshi:フォーマットの表示が地域言語化されると使いやすいですよね!

日本の様々な都市や文化をメタバース上で表現したいと思っていますが、可能だと思いますか?どのぐらいの精度、自由度で土地や建物を表現できるのかが非常に気になっています。

Chris:はい、5月にメタバースが対応する3Dアセットのドキュメントを公開する予定です。

あなたのデザインが技術要件に該当する限り、メタバースで作りたいものは実現でき、あなたの創造性だけが「唯一の制限」となるでしょう。

デザインなどのクリエイティビティなセンスがないと感じている方には、パートナーである「MetaDojo」などのプロジェクトがお手伝いできるはずです。インフラパーツとしてプロが製作した3DアセットをNFTとして販売し、それを自分の土地やメタバースに配置するだけで、いわゆるデザイナーズ物件ができあがります。

Takeshi:監査は、信頼とセキュリティの両面で重要ですが、Bitcountryはスマートコントラクトの監査を行ったことがありますか?

Chris:ちょうどParity,ioから監査レポートが届き、その結果としては、現在予定しているブロックチェーンのほとんどの特徴や機能性が基準をクリアしています。また、新機能のリリース前、テストネット、そしてメインネットのリリース前に、Parityチームにコードの監査をお願いする予定です。

Takeshi:クロスチェーン相互運用によるNFTとトークン転送を計画しているとウェブサイトにありましたが、現段階ですでに提携しているチェーンやNFTプロジェクトがあれば教えてください。また、現在Dotsamaで最も活発なNFTプラットフォームであるRMRK 2.0(NFT Lego)は、Bit.Countryで利用できるようになるのでしょうか?

Chris:現在公式に発表できるパートナーはPhalaWorldのみです。

というのも、実際には他の複数の企業とも既にパートナーシップを締結しているのですが、契約条件として事前公表ができないため、現時点で発表することはできないのです。

RMRKなどDotSamaエコシステムのプロジェクトについては、私たちが全ての機能を完全に開発し、ローンチした後に、各プロジェクトとの統合と相互運用性が有効化されます。

Takeshi:今後Bitcountryが発展し、知名度を上げていくにはブランド力のある大手企業や著名人の参入が不可欠だと思います。現時点でその予定はありますでしょうか。

現在のパートナー、パートナーシップの計画、そしてこれらのパートナーシップから得られるものについて教えてください。日本の企業や有名人は含まれていますか?
 
Chris:私たちが既にコラボレーションを発表しているパートナーのリストは、公式のMediumで確認することができます。

コラボレーションリストは、Kaoslandのリリース後も続々と増え続ける予定です。私たちの主な焦点は、まず私たち自身のコミュニティが所有するメタバース(Kaosland)を構築し、より大きなブランドやVC、インフルエンサー、アーティストとのショーケースを行うことができるようにすることです。

Takeshi:現在ローンチされてるDecentralandやSandboxなどが多くのメタバースが誕生していますが、これらのプロジェクトと比較してBitcountryが優位な点はどこにあるでしょうか?

また、メタバース自体の普及にどう貢献していく予定ですか?

Chris:Bit.Countryのメタバースは、メタバースオーナーによる、独自のカスタマイズ、ガバナンス、エコノミーの構築を可能にし、提供します。

私たちの目標は、技術的な知識が全くなくても、誰でも自分のメタバースを作り、その中で好きなものを構築できるようにすることなので、開発者である必要は全くありません。

実際のところ、他のメタバースプロジェクトでは、開発者優先の仕組みや構築ブロックチェーンによる複雑さに翻弄されることになります。(例:ガス代が高くて自由にアクションを取れない、新規ユーザーの参入障壁が高いなど)

Takeshi:NUUMとNEERの具体的な使い道の違いについて教えてください。今後Polkadot上で$NUUMが稼働開始したら$NEERはどうなりますか。$NEERになにかメリットがないとこのプロジェクトが厳しい状態になると思います。(現状のAstarとShidenのように・・・)

また、KusamaとPolkadot上のメタバースは別のプラットフォームとして稼働するのでしょうか?

Chris:主な機能は一見同じように見えますが、その名の通り、早期開拓者のために存在するPioneerのメタバースには、独自の機能があると考えられます。

初期段階からメタバースやこのPioneerの世界観に興味を持ち、自分のメタバースを作り始めようとする人は、そのエントリーポイントとしてBitcountry Pioneerで始めることをお勧めします。

Pioneerでのメタバースが成功し、PolkadotでContinuumのスロットを確保できた場合には、Pioneerで構築したものをすべてContinuumに移行することができる予定です。

@castle2531:NEERとNUUMのトークノミクスが違うので気になりますね。

Chris:すべての3DアセットとMetaverseは、Continuumに移行されますが、トークンは同じままです。

100ドルのNEERをお持ちの場合、100ドルのNEERを保持し、NUUMに変換されることはありません。

Takeshi:Kusamaクラウドローンの後にBitcountryを知りました。今後このプロジェクトに投資させて頂くタイミングはございますでしょうか?

DOTのパラチェーンオークションに参加する予定はありますか?もし予定があるようでしたら時期も教えてください。

Chris:はい、Polkadotのクラウドローンの開始は7月頃を予定しています。少なくとも28日前には、皆様にお知らせします。

クラウドローン開始前に、DOTをステーク運用している方は、それを解除してクラウドローンに参加することをお勧めします。

Takeshi:事前質問の最後に私から質問です!このAMAの参加者を対象とした賞品はなんですか?

Chris:このような素晴らしい質問をお寄せいただいた方々に、メインネットでNFTのミント・転層機能が有効化された時点で、特別でユニークなNFTを作成し、各ウォレットに配布したいと考えています。

Takeshi:特別なNFT!! それは素晴らしいですね。今回、質問を投稿された方の中から、何名の方が当選されるのでしょうか?

Chris:10問あったので、公平に1問につき1NFTを出します。

※実際には内容がかぶっている質問をまとめて一つの質問にしたり、複数質問をしているケースもあるので、質問を作成した際に参考にした方に1NFTづつという形にします。

Takeshi:賞品と当選者については、今後アナウンスしますのでおたのしみに!


Takeshi:それでは、前半の事前質問分はこれで終わりです!

AMA後半は、自由質問を受け付けます。文頭に @chriscrypto0 をつけて書き込みしてください。順次、Chris氏が回答していきます

@sorahane:相互運用性の定義について、もう少し詳しく教えてください。Sandboxなどのメジャーなメタバースプロジェクトで作成されたNFTをこのプロジェクトに移せるのでしょうか?それとも、Dotsama内のみの相互運用性を意味するのでしょうか?

Chris:はい、移行を予定しているNFTがXCMをサポートするブロックチェーン/パラチェーンでミントされたものであるかどうかで決まります。
XCMはDotsamaのために作られたものであり、PolkadotとEthereumを接続する計画もあります。それが実現した段階で可能になるでしょう。

@sorahane:では、プロジェクトとして独自のブリッジを開発することはないということでしょうか?XCMv3の本格的なローンチが待ち遠しいですね!

Chris:ブリッジは、現在の技術では安全性に不安な点があることが証明されており、現状ではその予定もありません。しかし、ロードマップ上で予定されたツールの開発が全て完了した段階で、ブリッジがコミュニティが望んでいるツールであれば、ガバナンスを通じて提案を提出し、検討できるようになると思います。

@fuzukyu:COSMOSとPolkadotのペアレンタル・セパレーションに関して、AstarのCEOは「2年後にはAstarがそうなっている可能性がある」とツイートしています。Bit.Countryもいずれそうなるのでしょうか?

Chris:これはとてもいい質問ですね。Bit.Countryが、Polkadotエコシステムから移行する計画はないと思います。私たちが作っているものは、単にフォークして他のネットワークに展開できるようなものではありません。私たちはメタバースを作ると同時にネットワークも作っているため、メタバースで起きたことがブロックチェーンに記録されるように、全てがつながっている必要があるからです。

@nekokoban:メタバースオーナーの定義とはどのようなものでしょうか?例えば私は、NEERのクラウドローンに参加し、土地を所有しています。私はメタバースオーナーでしょうか?

Chris:クラウドローンに参加された方は、Kaoslandのランドユニットを受け取ることができ、Kaoslandの「ランドオーナー」になることができます。「メタバースオーナー」になりたい場合は、少なくとも1つのランドブロック(100ランドユニットに分割可能)をオークションで購入する必要があります。

@mattsu2021:数あるチェーンの中でPolkadotを選んだ理由は何ですか?
他のチェーンでは実現できないことを聞きたいです。

Chris:主に、分散化を損なわない相互運用性と拡張性を重視した結果です。他のチェーンは高速でガス代も安いかもしれませんが、その代償として中央集権化が色濃くなっています。Polkadotエコシステムの中では、Polkadot/Kusamaリレーチェーン全体の保護と、XCMのような他のクールなツールがあり、その価値提案は集中型のブリッジよりも安全であると考えられます。

@akashi031:土地の販売については、今後どのような計画がありますか?

Chris:土地の販売は、Kaoslandを本格的に展開してからになります。私たちは、土地の購入を検討している人々に、まともに機能しない区画データを売るのではなく、私たちのテクノロジーを使って実現可能なことと共に提供していきたいと思っています。

そこで「何が可能になるのか」を見ていただいた上で、土地を購入し、Bit.Countryのテクノロジーを使ったメタバースの構築を決断をしてもらうことが本望です。

@mattsu2021:メタバース上で3Dアセットを構築することにととても興味があるのですが、どのような技術が必要になるでしょうか?

Chris:私たちのチームがアセットの構築に使用しているツールの1つに「Blender」というものがあります。使用できるツールの完全な詳細リストについては、ドキュメントのリリースを待つことをお勧めします。公式ドキュメントは、5月頃にリリース予定です。

@masuno555:様々な分野が存在する中で、ブロックチェーンメタバースという分野を選んだ理由は何でしょうか?

Chris:メタバースは、Web3が提供するすべてのツールを同じ場所に集めたものだと考えています。分散化、真の所有権、DeFi、ゲーム、Play2Earn、その他すべてがメタヴァースで実現可能です。

また、メタバースは、現実世界では機会のない人たちに新しい機会をもたらすのではないでしょうか。

例えば、人種差別や年齢、言語などの理由で仕事に就けなかったとしても、メタバースではそんなことは関係なく、メタバースで必要なことを学び、スキルを身につければ、何でもできるようになるのです。

@Tutix0505:このプロジェクトの最終的な目標は何ですか?また、何をもって成功としますか?

Chris:メタバースの中で、現実では実現できないことに挑戦し、達成する人を多く誕生させ、メタバースが持つ真の分散化や公平・平等といった利点を、現実の生活に生かせる社会を生み出すこと。その実現こそが、目標であり成功だと考えています。

@masanaririna:今後のマーケティングせ戦略を聞かせてください。

Chris:現時点では契約上公表できませんが、既に複数の企業やインフルエンサーがBit.Countryのメタバースを獲得しています。彼らがメタバースを立ち上げることで、私たちのビジネス開発チームは彼らの成功事例を紹介し、メタバースの採用をより広く、より大きな企業にもたらすことができるでしょう。

Takeshi:開始から1時間を経過しましたのでまとめさせていただきます。

数多くの素晴らしい質問と、AMAへのご参加、本当にありがとうございました!定期的に開催していきたいですし、将来的にはメタバース内でAMAを開催して、みなさんと語り合えたら嬉しいです。

そしてChrisさん、ゲスト参加してくれてありがとうございました!

Chris:お招きいただきありがとうございました。
近いうちに、みなさんとメタバースでお会いできることを楽しみにしております。

Takeshi:2022年はメタバースとBitcountryにとって間違いなく飛躍の年となるでしょう。Bitcountryは、コミュニティあってこそのプロジェクトです。今後のサポートをよろしくお願いいたします!

このAMAの賞品の当選者は、後日発表させていただきますのでお楽しみに!そして、ご参加ありがとうございました!!


Metaverse.Networkとは

Metaverse.Networkは、Bit.Countryが構築されるブロックチェーンプロトコルであり、エコシステム内のメタバース関連プロジェクトをサポートするために設計・開発されています。また、メタバースネイティブな体験を構築するためのイーサリアム互換のスマートコントラクトプラットフォームとプロトコルを提供しています。

Bit.Countryとは

Bit.Countryは、メタバースとゲームのプラットフォームであり、ユーザーは自分だけのカスタマイズされたメタバースを構築することができます。独自のコミュニティをメタバース内で永続的に存続させ、生み出された価値を収益化し、仲間と共に共有していきましょう!

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