SolanaエコシステムでのNFTの選び方とミントのコツ
そしてKusama、Polygon、FantomのNFTエコシステム
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SolanaはEthereumに次ぐNFTスペースとして人気を博しており、毎日複数のプロジェクトがローンチしています。この記事では、プロジェクトの選択からPhantomウォレットでのNFTの閲覧に至るまで、その方法を説明していきます。また、Kusama、Polygon、FantomのNFTエコシステムについても紹介します。
なぜSolana NFTが人気なのか?
Solanaは、スマートコントラクトや分散型アプリケーションをサポートする、高速なProof-of-Stakeブロックチェーンです。多くの人が「Ethereumキラー」に最も近い存在と考えていますが、それはSolanaが1秒あたり最大65,000件のトランザクションを、1件あたりわずか0.00025ドルの価格で処理できるからです。イーサリアムは毎秒20件のトランザクションしか処理できず、2021年10月中旬の手数料は約30ドルでした。基本的計算でも、ソSolanaは3,250倍速く、12万倍安いことがわかります。
NFTの処理に関しては、さらに劇的な違いがあります。イーサリアムでNFTをミントしたり送信したりするには、カスタム・スマートコントラクトとやりとりする必要があるため、ETHを送信するよりも多くのリソースを必要とします。そのため、より多くのガス料金を支払わなければならず、時には100ドルを超えることもあり、NFTそのものよりも高額になることもあります。これに対し、SolanaでNFTをミントする際の平均価格は、2021年10月現在で、わずか0.00001SOL、0.015ドルです。
SolanaベースのNFTのもう一つの利点は、ミント処理が数秒で終わり、ほとんど失敗しないことです。メモリプール(トランザクションキュー)が過密なイーサリアムでは、ミント処理が何分もかかって失敗することもありますが、それでも買い手はガス料金を支払わなければなりません。
OpenSeaのようなEthereumベースのマーケットプレイスでは、ガスレスミントを提供していますが、アカウントの開設、NFTのリストアップ、入札のキャンセルなど、他にも多くの場面で手数料がかかります。これらの点を考慮すると、もしあなたがNFTの初心者で、お金をかけずにNFTを手に入れたいのであれば、Solanaの方が良い選択肢となるでしょう。
ミンティングとマーケットプレイスでの購入の違い
NFTを購入するには、一次流通と二次流通の2つの方法があります。
一次流通:ミントサイト
このシナリオでは、NFTコレクションの制作者から直接購入します。言い換えれば、あなたは特定のNFT資産の最初の購入者となります。コレクションをリリースする最も一般的な方法はミンティングです。一定の料金を支払うとNFTが発行されますが、どのNFTが発行されるかは事前に知ることができないというシステム、いわゆるガチャのようなものです。
ミンティングには、クリスマスプレゼントを開けるような、驚きとワクワク感があります。運がよければ、出てきたNFTは「レア」、つまり赤い目やホログラムの背景、頭の上の王冠など、珍しい特徴を持っているものになるかもしれません。ほとんどのコレクションには、5,000から10,000個のNFTが含まれていますが、その中には、このように、ある希少な特徴を持った10個や20個のNFTが含まれていることがあり、コレクターやNFT投資家にとって非常に価値のあるものとなっています。
例えば、この「Degen Ape」は、「口の中に脳みそがある」「天使の輪がある」「金歯がある」という珍しい特徴を同時に持っていたため、100万ドルで落札されました。
プロジェクトには通常、専用のミント機能があり、ミントの開催日時はかなり前に発表され、人気のあるコレクションは数分で売り切れてしまうこともあります。この初動で遅れをとった場合に、特定のコレクションのNFTを手に入れたい場合は、マーケットプレイスで良いオファーを探すのが一番の近道となります。
二次流通:マーケットプレイス
多くの人がNFTをミントして、できるだけ早く転売して利益を得ようとしています。ミントが終了すると、マーケットプレイスに何十もの資産が流出します。二次流通においては、希少性やユニークな美しさやかっこよさに応じて価格が決まります。
任意の時点での最低価格は「フロアプライス」と呼ばれ、時には元のミント価格を下回ることもあります。例えば、暗号市場の急落時や、NFTの所有者が緊急に流動性を必要としている場合などがこれに該当します。そのため、新しいリストを頻繁にチェックして、より良い条件を発掘することが推奨されます。
この記事では、マーケットプレイスではなくミントに焦点を当てています。二次流通で購入する場合は、何百もの似たようなアセットの中から選ぶことになり、属性やレアリティのシステムを把握した上で逸品を見つけなければなりません。ミントの場合は、いいものが手に入ることを期待するしかありません。
SolanaのNFTマーケットプレイスには、Digital EyesやSolSea、Magic Edenなどがあります。各市場では、ほぼ同じコレクションが提供されており、多くのNFTが複数の市場に出品されていますが、価格が異なる場合もあります。
大手取引所FTXも最近、NFTマーケットプレイスをローンチし、Solanaをサポートしています。現状では、出品物のほとんどはFTXをテーマにしたNFTですが、今後のためにチェックしてみるのもいいかもしれません。
SolanaでのNFTミントの探し方・選び方
今後のリリースを追跡するための主なリソースは https://nftsolana.io です。 プロジェクトの最も完全なリストを持っているだけでなく、メインページにそれぞれの重要な情報が掲載されています:ミントの日付、Webサイトのアドレス、ソーシャルメディアのリンク、コレクション内のNFT数、そして最も重要なミント価格です。
他にも、NFT Calendar、Upcoming NFT、HowRareIsなどのアグリゲーターが人気です。
最近では、1日にいくつものプロジェクトがローンチしているような状況なので、十分な数のプロジェクトの中から選ぶことができます。最初に目にしたミントに飛びつくのではなく、まだ先のプロジェクトに注目し、十分なリサーチの時間を確保しましょう。
次のような点の考慮をお勧めします:
- デザイン:自分が純粋に好きかどうか。数ヶ月間売却できなくても、持っていてよかったと思えるものか?
- 価格:初めての購入であれば、ミント価格が2SOL以下(300ドルまで)のプロジェクトにしましょう。価格が上がるという保証はなく、下がることもあります。実験だと思って、本当に損をしても惜しくない余裕資金で投資しましょう。一方で、安いからといってNFTを選ぶのはやめましょう。確かに、0.5SOL以下の価格のミントもありますが、アートの質が劣っていることもあります。
- ツイッター:まずは、そのプロジェクトのTwitterをチェックしてみてください。求められているのは、アクティブで熱心なチームと、高レベルのエンゲージメントです。インフルエンサーからのサポートは良いことですが、覚えておいてほしいのは、マーケティングのお金でたくさんの宣伝ツイートを買うことはできても、本物のファンを買うことはできないということです。
- Discord:デザイン、価格、Twitterでの活動に満足したら、Discordに参加してみましょう。何人のユーザーがいるのか、チームはどのようにコミュニティと交流しているのか、盛り上がっているのか、ミントのルールが明確に説明されているのか、などをチェックします。例えば、SolYetisグループには、記事執筆時点で68,000人以上のユーザーがおり、数秒ごとに新しいメッセージが投稿されています。
Discordをリサーチするひとつの理由は、ミントの公式サイトが非常に簡素化されている場合が増えてきていることです。例えば、ホワイトリストに登録された参加者を対象とした先行販売が行われることが良くありますが、最近はホワイトリストの登録ルールなどがDiscordでのみ公開されることが増えています。
Discordにアカウントをお持ちでない方は、作成されることをお勧めします。試しにこちらからPontem NetworkのDiscordチャンネルに参加してみてはいかがでしょうか?Discordは、暗号通貨取引やNFTを行う人々にとって不可欠なツールとなっています。プロジェクト全体の包括的な取り組みができることから、今後はTelegramよりもDiscordでの運営に力を入れるプロジェクトが増えていくでしょう。
さて、リサーチの次は、いよいよ実践の部分に進みましょう。ここでは、ミントをする前に、SOLとSolanaウォレットを用意する必要があります。
Phantomウォレットの入手
Phantomは、ほとんどのNFTプロジェクトやマーケットプレイスでサポートされているSolanaウォレットです。MetaMaskのSolana版のようなもので、ほとんどのSolana dAppsに簡単に接続できるブラウザ拡張機能と考えてください。ウォレット内にトークンを交換するためのDEX(分散型取引所)が内蔵されているほか、保有するSolana NFTが表示されるコレクティブセクションも備えています。ウォレット内でSOLを賭けてリワードを獲得することもできます。唯一の欠点は、PhantomがAndroidやiOSに対応していないことですが、いつか対応することを期待しています。
Phantomは、Chrome、Firefox、Edge、Braveなどのブラウザの拡張機能として追加することができます。上部の「Add to」ボタンをクリックすると、拡張機能のページが表示されます。Phantomを追加することに同意し、「Create New Wallet」をクリックします。
次のステップは非常に重要です。
秘密のリカバリー(復元)フレーズを安全な場所に保存してください。コンピュータが故障した場合や、同じウォレットを別のブラウザで使用することになった場合、ウォレットを復元するために秘密のフレーズが必要になります。コンピュータから切り離したフラッシュドライブや紙に書いたものなどを、複数の場所に保存しておくとよいでしょう。
最後にパスワードを設定して、全ての準備が完了です。Alt+Shift+Pのショートカットキーを覚えておくと、Phantomエクステンションを素早く開くことができます。
次に必要なのは仮想通貨としてのSOLです。PhantomのWebサイトには、取引所でSOLを購入する方法や、SOLをウォレットに入金する方法についての詳細なチュートリアルがあるので、ここではプロセスを説明しません。
ミント手数料を支払うために最低でも0.01SOLが必要であり、ミント後にマーケットプレイスにNFTを出品する場合はさらにSOLが必要になることを覚えておきましょう。ミントに必要な額に加えて、最低でも0.1SOLを余分に送るのが良いでしょう。
3ステップでのNFTのミンティング
このチュートリアルではThe Degensを例にしますが、どのNFTミント機能もおおよそ同じパターンになります。
ステップ1:時間通りに参加する
- ミントはあっという間に終わります。確実にNFTを獲得したい場合は
Phantomに十分なSOLが保有されていることを確認してください。: - Discordでリリース時間を再確認し、現地時間に変換する(通常はUTC時間で表示される。日本時間はUTC+9で計算)。
- ミントが開始数分前にはミントのサイトを開いて待ちましょう。参加者が多い場合は、ページが真っ白になったり、サイトがダウンすることがありますが、慌てずにスマホで情報収集しながらページを更新し続けてください。
ステップ2: ウォレットの接続
ミントがライブになるとすぐに、Phantomを接続できるようになります。
「Connect Wallet」をクリックし、「Phantom」を選択します。
ウォレットの拡張機能がポップアップし、パスワードの入力を求められますので、ログインし、ページへの接続に同意します。
ステップ3:ミント
接続が成功すると、ミントボタンなどが表示されます。取得したいNFTの数を選びます(1回の取引で最大20個のミントが可能なプロジェクトもあれば、1個に制限されているプロジェクトもあります)。
それをクリックすると、ウォレットの確認ウィンドウが開きます。最後に「Approve Transaction」をクリックすると、ミンティングが始まります。
ステップ4: 獲得NFTを確認
ミンティングのプロセスは、通常、数秒で完了します。
成功したという通知が来るとは限りませんが、PhantomのCollectiblesアイコンをクリックすると(4つの小さな四角)、成功した場合には獲得したNFTが表示されます。
この瞬間が最もエキサイティングな瞬間です!
ステップ5:アップデートをフォローする
あとは、Discordに戻って他の人と、何をミントしたかなどの交流をするといいでしょう。これにより、あなたのNFTの相対的なレア度や価値を知ることができます。NFTを持っているユーザーのためにプレゼントやエアドロップを行う場合もあるので、その後の情報収集も続けていきましょう。また、ロイヤリティー制度により、二次流通で一定割合を受け取ることができる場合もあります。
Polygon、Kusama、PhantomのNFTについて
ブロックチェーン上のNFTエコシステムはまだ若く、成長の余地がたくさんあります。しかし、SolanaやEthereumベースの他にも多くの選択肢があることを知っておきましょう。
Polygon
Polygonは、NFTミントに関してはSolanaとほぼ同じくらい人気があり、NFTの追跡にはNFT Calendarが最適です。PolygonはEthereumのスマートコントラクトとNFTの標準に対応しており、OpenSeaでサポートされている3つのブロックチェーンのうちの1つです。多くのコレクションは、おなじみのパンク、猿、鳥などの人気シリーズのほか、「Mysterious Alien Structures’」や「 Forgotten Souls」のようなオリジナルアートもあります。
Kusama / Polkadot
Polkadotは世界最大の相互運用性プロジェクトです。初期段階では100の独立したパラチェーンが接続され、全てのパラチェーンがデータや資産をシームレスに交換できるようになります。Polkadotはまだ完全には運用されていませんが、インセンティブテストネットKusamaを先に稼働させています。開発者は、Polkadotでサービスを開始する前に、Kusamaのエコシステムを利用してdAppsの実験やテストを行い、人気を集め、流動性を確保することができます。
KusamaをベースにしたRMRKアプリは、パラチェーンを必要としないNFTのビルディングブロックと標準規格を提供します。RMRKの上では、すでにいくつかのNFTプロジェクトが動いています。:
- KodaDot:カーボンニュートラルなNFTのマーケットプレイス
- Singular:予算に合わせたKusamaのマーケットプレイスです。
ちなみに、私たちのプロジェクトであるPontem Networkは、Kusamaと似たような仕組みになっており、Facebookが支援するDiem(元Libra)ブロックチェーンのインセンティブテストネットとして機能します。Diemはまだローンチのタイミングが決まっていませんが、Diemと互換性のあるNobiウォレットのローンチはほぼ決定しており、NFTにも対応する予定です。Facebookの製品の利用者が約30億人以上であることを考えると、Diemは世界最大のNFTエコシステムになる可能性があります。
Fantom
Fantomは、高速でスケーラブルなスマートコントラクトプラットフォームです。Fantomは、Solana同様に、ほぼ瞬時にトランザクションを処理し、手数料はほぼゼロで、Ethereum dAppsをサポートしており、NFTとの相性は非常に良いといえます。
Artionは、Fantomをベースに作られたNFTマーケットプレイスです(現在ベータ版)。MetaMaskやCoinbaseのウォレット、EthereumのERC-721 NFT規格をサポートしているので、OpenSeaを試したことがあれば、NFTのミントや購入はとても身近に感じられるのではないでしょうか。違いは、スピードとコストです。ArtionはNFTのミントに10FTM(約25ドル)を要し、その他の手数料はありません。
NFT自体は、素晴らしい抽象画から、ピクセル化された猫や『イカゲーム』の静止画まで、様々な種類があります。
現状では、Fantom NFTミントのカレンダーはありませんので、Twitterで「#NFT $FTM」と検索してみてください。
最近では「FantomGhosts」「World of Umans」「Portalheads」などがローンチしています。
近い将来、今回紹介した以外のスマートコントラクトプラットフォーム上で、NFTプロジェクトが爆発的に増加する可能性も少なくありません。
Kusama、Cardano、Fantom、Terraなどです。
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