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LitentryがARPAと提携:分散型データセキュリティを強化

LitentryがARPAと提携:分散型データセキュリティを強化

著:Litentry

Litentryは、この度ARPAとの技術提携を発表致します。

ARPAは、ブロックチェーンベースのレイヤー2ソリューションであり、安全性、互換性、拡張性に優れた暗号化マルチパーティコンピュテーション(以下、MPC)により、プライバシーを保護した計算技術を可能にします。

MPCとは?

マルチパーティコンピュテーション(MPCまたはSMPC)とは、複数のパーティに計算プロセスを分散させる暗号プロトコルであり、このプロセスではあるパーティが他のパーティのデータを見ることはできません。つまりMPCでは、データを共有することなく共同解析が可能になるのです。

DIDとMPCの相乗効果

ARPAのMPCプロトコルは、複数の主体が共同でデータを解析し、データの相乗効果を引き出す方法を、各当事者のデータ入力の機密を保持したまま安全に実行することができる。プライベートなデータ内容を秘密のままに共有することができ、情報理論的なメッセージ認証により計算の正当性を検証することができます。

Litentryは、ユーザーのオンチェーンデータのIDアグリゲーターとしての役割を担っている為、プライバシーはLitentryのコアバリューであり、データの安全性の保証は最優先事項でもあります。

今回のパートナーシップでは、ARPAの最先端のMPC技術を用いて、ユーザーデータを公開することなくターゲットユーザーとのマッチングを図るとともに、ユーザーのオンチェーンデータおよびオフチェーンデータをプライバシーを保護しながら分析することを目指します。

また、より高いレベルで、分散型アイデンティティとMPCの標準化に貢献する為に協力していきます。

ARPAについて

ARPAは、Multi-Party Computation(以下、MPC)によって実現される、プライバシーを保持したまま計算をする事ができるブロックチェーンベースのソリューションです。2018年4月に設立されたARPAのミッションは、データの効用と所有権を分離し、データのレンディングを可能にすることです。

開発者は、ARPAと互換性のあるブロックチェーン上に、プライバシーを保持するdAppsを構築することができます。ユースケースとしては、クレジットの不正防止、セキュアなデータウォレット、プレシジョンマーケティング、AIモデルの共同トレーニング、鍵管理システムなどがあります。例えば、ARPAネットワークを利用する銀行は、顧客データやプライバシーを公開することなく、リスク管理を目的としたクレジットブラックリストを共有することが可能になります。

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Litentryについて

Litentryは、複数の分散型ネットワーク間でのユーザーのアイデンティティをリンクを可能にする分散型アイデンティティアグリゲーターです。Litentryは、複数のブロックチェーンとdAppsの間でアイデンティティ所有者のDIDデータをリアルタイムに取得する信頼性の高い手段をdAppsに提供します。DIDインデックスプロトコルとSubstrateによる分散型DID検証ブロックチェーンを特徴とし、分散型で検証可能な ID 集計サービスを提供し、コードの冗長性や不可知のDIDメカニズムから生じるを煩わしさを取り除きます。誰もがDIDメソッドを構築してLitentryに提出することができ、Web3で簡単にIDデータにアクセスできるようになります。

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